私は普段からなるべくお金を使わないよう心がけていて、貯金ばかりしています。
でも、周りの人はそんな私を「つまらない」と言います。
貯金ばかりしてお金を使わない人ってつまらない人間なのでしょうか?
この記事では、このような疑問にお答えします。
こんにちは、三本です。生活費月8万円で一人暮らししている節約家です。
単刀直入に結論を申し上げますと、お金を使わない人はつまらないと思います。より正確に言うなら、お金を使わない人が周りの人から「つまらない」と思われるのは仕方がないと、僕は思います。
なぜかと言うと、お金を使わず質素倹約な生活をするのは世間一般的な価値観と相容れないからです。
この記事では、以下のことを分かりやすくご紹介しています。
- お金を使わない人はつまらないのか
- お金を使わない人がつまらないと思われる理由
- お金を使わない人の心理
- つまらない人間にならないために、お金を使わない人が気を付けたいこと
本記事を読めば、お金を使わない人もそうでない人も、お金を使わない人がどんな動機で節約に励むのか、また、なぜつまらないと思われてしまうのかが分かると思います。
お金を使わない節約家の人は、周りの人からつまらない人間に思われないために気を付けるべきことを確認することができます。
この記事が、お金を使わない人の参考になれば幸いです。
【結論】お金を使わない人はつまらない?
僕は、普段からなるべく節約を心がけて生活する、バキバキ倹約家です。
そんな僕ですが、結論としては、お金を使わない人が周りの人から「つまらない」と思われるのは仕方がないと思います。
なぜなら、世間一般的な価値観と、お金を使わない人の価値観は相容れないからです。
多くの人が、頻繁に外食をしたり、旅行に行ったり、イベントに参加したり、飲み会に参加したりすることを好むなか、お金を使わない人はあまりそれらの事に積極的に参加しません。どれもお金がかかってしまうからです。
すると必然、周りの人と考え方や志向の違いが目立つようになり、周りの人からは「つまらない」と思われてしまいます。
お金を使わない人が、つまらないと思われないように気を付けたいことはこちら。
お金を使わない人がつまらないと思われる理由5選
ここでは、お金を使わない人がなぜ「つまらない」と思われてしまうのか、その理由を5つご紹介します。
ここでご紹介する理由は以下の5つです。
理由①:お金の損得ばかり考えている
お金を使わない人は、常にお金の使い方に慎重です。
何かを購入する際やどこかへ遊びに行く際にも、「本当に必要か」「もっと安いものはないか」「こんなのにお金を使いたくない」など考えて、なるべくお金を使わないようにあれこれ苦心しています。
一人の時は良いですが、周りの人と一緒に行動している時もこのような振る舞いをしてしまうと、周りの人は楽しい気分が削がれたように感じて「つまらない」と評価されてしまいます。
- 食費の節約:友達と食事をする際、僕が「高いから、家で作って食べよう」と言うと、友達はドン引きしました。
- 家賃の節約:家賃の節約のために、立地の悪い古い物件に住んでいると友達に言ったら「どんだけ金が好きなん」と言われました。悲しかったです。
理由②:ノリが悪い
お金を使わない人は、交際費もなるべく節約しようとします。
そのため、飲み会や遊びに参加する頻度が低く、誘われても断ることが多いので「ノリが悪い」「つまらない」と思われてしまいます。
また、さらに質の悪い例として、「普段は参加しないけど、誰かのおごりなら嬉々として参加する人」は、僕の経験則として、がっつり嫌われます。これをやってしまっている人は流石に止めておいた方が良いかもしれません。
そもそもお金を使わない人は、一人で過ごす方が好きな人が多いのかも。
- 飲み会に参加しない:節約をするようになってから、飲み会への参加頻度をぐっと減らしました。すると、「ノリが悪い」と言われるようになりました。
- 遊びに行かない:お金を使いようになると、友達と遊びに行く頻度も自然と減りました。
理由③:価値観を押し付けてくる
お金を使わない人の中には、自分の価値観やお金を使わないライフスタイルが正しいと思いがちです。
それを他人に押し付けたり、お金を使う人を馬鹿にするようになってしまうと、「つまらない」と思われるでしょう。
これは「お金を使わないこと」だけに限りませんが、何事も自分の考えていることが絶対に正しいと思わない方が良いですし、それを周りの人に強要するのはもっと良くないです。普通に迷惑だと思います。
心当たりのある人は気を付けて!
- 買い物の否定:周りの人が新しいものを買った時、「そんな高いものよく買えるね」などと言って相手の選択を否定する。
- お金を使う人を馬鹿にする:娯楽や欲しいものにお金を使っている人を見下す。
- 節約を強要する:家族や友人にも自分と同レベルの節約を強要する。相手の気持ちは蚊帳の外。
理由④:ネガティブな人が多い
お金を使わない人の中には、「将来が不安でお金を使わないようにしている」という人もいます。
そのような人は、未来に対して何かと悲観的なことばかり考えているため、周りの人から「つまらない」と思われてしまいます。
偏見かもしれませんが、そのような動機で節約に走っている人は「お金を使わないで溜め込むことで安心感を得たい」と思っており、お金への執着が強い場合が多いように思います。
このようにお金への執着が強い人は、「ちょっとやり過ぎじゃない?」というような過激な節約に走っていたり、どう考えても効率の悪い方法で節約しようとしていたりすることがあるのでご注意を。
理由⑤:楽しさより節約を優先する
お金を使わない人は、楽しさよりも節約やコスパの良さを優先することがあるため、他の人が楽しむためにお金を使う場面で消極的になりがち。これによって「つまらない」と思われてしまいます。
確かに、お金を使わない人の毎日はそうでない人と比べて、変化のない単調なものになってしまいがちなので、気を付けたいところ。
成長や感動につながるような特別な体験が少なくなってしまうかも…?
- 映画:映画館に観に行くのは高いからサブスクで配信されるまで待つ。
- 外食:外食は高いから家で作って食べる
- 遊び:刺激的な体験を得るために外に出るのではなく、家でゲームしたり本を読んだりする
お金を使わない人の心理4選
ここでは、お金を使わないがつまらないと思われないために気を付けたい事をご紹介する前に、「なぜお金を使わない人はお金を使わないのか」を考察してみたいと思います。
自分の節約の動機を見直す機会として、参考になれば幸いです。
ここでご紹介する節約の心理は以下の4つ。
将来が不安
まずご紹介するお金を使わない人の心理は、「将来への不安」です。
老後の生活費や病気やケガ、失業などの心配から節約に励むようになる人が多いみたいです。
経済不況や老後の生活費など、多くの人が将来に対して不安を感じています。こうした不安を少しでも解消するようにと、安心できる額の貯蓄を求める心理を生み出しています。
- 失業:特に収入が不安定な人は将来の失業のリスクを不安に感じて節約するようになります。
- 低収入:収入の低い人は生活費がギリギリになることが多く、将来への不安を感じて節約するようになります。
- 病気やケガ:健康保険があっても、癌、認知症、交通事故などの病気やケガが発生した場合に備えて節約します。
- 老後の生活費:将来の年金受給額に不安を感じている人は、老後資金の確保のために節約に励みます。
長期的な目標がある
こちらは少数派かもしれませんが、長期的な目標の実現のために計画的にお金を使わないようにしている人もいます。
家を買う、子どもの教育資金をためる、FIREする、田舎に移住するなど、それぞれの価値観に基づいた理想を実現するためには、ある程度の資金が必要になる場合があります。
そのため、日々の支出を抑え、目標に向けて貯蓄を優先する心理が働きます。
僕もFIREしたい~
- 家を買う:家は人生最大級の買い物のため、多くの貯金を確保しようと節約に励みます。
- 子供の教育:子どもの教育費の確保のために節約する人もいます。
- FIRE:さっさと仕事を止めてのんびり暮らしたい人はFIREするために節約に励みます。
貯金を増やして優越感を得たい
貯金が増えること自体に満足感や優越感を感じて、その感覚を味わいたいために節約を続ける人もいます。
口座残高を増やすことが生きがいで、それによって人生に価値を持たせようとしたり、他の人にマウントをとって優越感を感じるために節約を頑張っているのです。
偏見ですが、この心理に基づいてお金を使わないようにしている人は、とことんケチになるパターンが多いように思います。
僕はこうならないように気を付けたい。
- 他人との比較:勝手に友人や同僚などと資産額を比較してマウントをとってきます。
- 自己満足:資産が増えることで、自分の存在に価値を見出しています。
癖
これは心理ではないかもしれませんが、幼少期から倹約的な家庭で育ってきた人は、シンプルにお金を使わないことが癖になっている場合もあります。
僕の友人にも、「ご飯は割引のお惣菜ともやしのみ」「服は買わない」などの節約が当たり前になっている人がいました。その友人曰く「これが普通だと思っていた」とのこと。
「エアコンは8月しかつけない」という謎のこだわりを持っていました。
つまらない人間にならないために、お金を使わない人が気を付けたいこと3選
お金を使わず、節約や貯蓄に励むことは大切だと僕は思います。バンバン使ったって幸福感は刹那的に消えてしまい、消費の連鎖になってしまうからです。
しかし、節約に没頭するあまり、周囲から「つまらない」と思われてしまうのもちょっと寂しい。
そこで、ここでは、つまらない人間にならないために、お金を使わない人が気を付けたいことをご紹介します。
ここでご紹介するのは以下の3つです。
あわせて読みたい
使うべき時はしっかりお金を使う
お金を使わないのも大事ですが、全てのものにお金を払うのを渋ってしまうと、貧乏性になってしまいます。それはお金に執着するあまり、他の多くの価値あるものを見逃していることでしょう。
実際、節約生活をしている人の中には、「毎日がつまらない…」「楽しめない」と感じる人が多くいるみたいです。(Yahoo知恵袋を見る限り)
そこで、使うべき時と使わない方が良い時をしっかりと見極めて、有意義なことにお金を使うことで、満足感や幸福感を得ることができます。
友達や家族と過ごすときはお金を使ったり、自己の成長のためにお金を使ったりすると、自分自身や周囲の人々の満足感を高めることが出来るのではないのでしょうか。
その見極めをするためにも、自分の好きなことや大切な人などをしっかり理解しておくことが重要だと思うよ!
- 旅行:物を買ったときの幸福感より、経験によって得られた幸福感の方が長続きしやすいです。周囲の人との関係性も深められる良い機会なので、有意義なお金の使い方です。頻度が高すぎると特別感が無くなるので、僕は最大で年に2回までにしてます。
- 趣味への投資:自分の趣味や興味のあることにお金を使うことで、毎日がより有意義なものになります。趣味があると無いとでは日々の満足感がまるで違います。
- 自己投資:自己の成長のために、本を買って読んだり、副業を始めてみたり、いろいろやってみるべきです。成長の実感が得られて、毎日が充実しますし、自己肯定感もupです。
無目的に貯金をしない
ただ貯金するだけでは、目標がなく、節約の意味が薄れてしまいます。
達成感を得にくいため、必然的に周りの人との比較に走るようになる事でしょう。
こちらでご紹介したように、「周りの人と比較して優越感を得たい!」という動機にかられて節約するようになってしまいます。通帳を眺めて「ニチャア…」としているような人です。
もちろん上には上がいるため、どこまで貯めても心の底から喜べないでしょう。それどころか、資産の減少を気にしてお金を使えなくなってしまうかもしれません。
そこで、長期的な目標を持って節約を頑張るべきだと思います。
目標をもって貯金・節約することで達成感を得ることができますし、節約そのものを楽しめるようになります。また、闇雲に節約するよりも、周りの人からの理解も得やすくなるでしょうから「つまらない」と思われることも減るでしょう。
- FIRE
- 海外留学
- 移住
- 起業・ビジネスの立ち上げ
- セミリタイア
- 理想のライフスタイルの実現(2拠点生活など)
自分の価値観を他人に押し付けない
自分の節約習慣や価値観を他人に押し付けてしまうと、周囲との関係が悪くなったり、「つまらない」と思われてしまいやすくなります。
そのため、自分の考え方や価値観が絶対正しいと思わずに、人それぞれの価値観や生活スタイルを尊重するべきだと思います。
『鬼滅の刃』より参照
悲鳴嶼のセリフ。僕はこの人が鬼滅の刃の中で一番好き。戦闘もレスバも鬼殺隊最強です。
三本 「下らぬ観念」はちょっと言いすぎですが、ちょうど良いセリフがこれしか思いつかなかった。
節約や貯金はあくまで個人的にひっそりと行われるものです。
お金にだらしない人を見るとちょっとイラっとしたり、理解できなかったりするかもしれませんが、あくまで節約・貯金は自分の生活範囲内で留めるようにしましょう。その方が身のためです。
「つい他の人のことが気になってしまう!」という人は、節約の目標や自分の価値観がはっきりしてくると周りのことは気にならなくなってくると思うので、まずはそれらから見直してみるのが良いのではないでしょうか。
まとめ
この記事では、お金を使わない人は「つまらない」のか疑問に思っている人に向けて、お金を使わない人がつまらないと思われる理由、お金を使わない人の心理、つまらない人間にならないためにお金を使わない人が気を付けたいことをご紹介しました。
この記事でご紹介した、お金を使わない人がつまらない理由は以下のとおりです。
お金を使わない人の心理は以下のとおりです。
最後に、つまらない人間と思われないために、お金を使わない人が気をつけたい事は以下のとおりです。
この記事がお金を使わない人の参考になれば幸いです。
あわせて読みたい関連記事