Kindle Unlimited使い始めたけど、なんか思ったより読める本少なくね?
読み放題作品数が500万冊以上という驚異的な数を誇るKindle Unlimitedですが、なぜか巷では「Kindle Unlimited、読める本少なくない?」と言われがちです。なぜなのでしょうか?
この記事では、「Kindle Unlimitedは本当に読める本が少ないのか」「Kindle Unlimitedはなぜ読める本が少ないと言われがちなのか」を筆者の主観と客観的データを基に考察します。
こんにちは、むじゃまるです。僕はKindle Unlimitedをかれこれ3年以上使ってます。この記事は以下のような人におすすめです。
・Kindle Unlimitedは本当に読める本が少ないのかどうか知りたい人
・Kindle Unlimitedは読める本が少ないと感じているのが自分だけなのか確かめたい人
・Kindle Unlimitedを利用するかどうか迷っている人
この記事を読んでわかることは以下のとおりです。
- 筆者がKindle Unlimitedを実際に使ってみた感想
- Kindle Unlimitedは読める本が少ないと言われる3つの理由
- Kindle Unlimitedをおすすめする人・おすすめしない人の特徴
- Kindle Unlimitedで損しないコスパ最強の使い方
「お金をかけずに楽しく暮らす」がモットーな節約人間
- 生活費月5万円~8万円で一人暮らし
- Kindle Unlimitedの使用歴は3年ほど。
- 試して効果のあった節約術やおすすめアイテム・サービスを発信中
この記事では、Kindle Unlimitedをおすすめする人・おすすめしない人の特徴や、筆者が考える、Kindle Unlimitedのコスパ最強な活用方法などもご紹介しています。
Kindle Unlimitedの登録を検討中の人、使い始めたけどなんか思ったのと違って解約を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
Kindle Unlimitedの評価を簡単にまとめたらこんな感じ
総合評価
(3)
結論:ちょっと勢い衰え気味で、無料で読める本はクオリティ低めだけど、一読の価値ある本がけっこうある。無料体験期間を利用してとりあえず使ってみるべし!
- とにかく読める本が多い
- 幅広いジャンルの本を網羅している(漫画や雑誌もある)
- 簡単に元が取れる
- スマホさえあればどこでも本が読める
- 他の本サブスクと比べると少し高い
- 無料で読める本のクオリティが低め
- 一度に読める本に制限がある(10冊)
- アカウント共有していると閲覧履歴が筒抜け
【3年使った正直な感想】Kindle Unlimitedは読める本が少ないと感じることが多い。
Kindle Unlimiteは本当に読める本が少ないの?
正直、僕は「読める本が少ない」と感じることが多かったな。
僕は、Kindle Unlimiteを3年以上利用していますが、長年使ってきた立場から感じるのは、「Kindle Unlimiteは意外と読める本が少ない」ということです。
もうちょっと正確に言いうなら、「Kindle Unlimiteの読み放題作品の中には、読みたいと思える魅力的な本が少ない」といった感じです。
なんせ、ジャンルごとに無料で読める本の数に偏りがあるので、自分の興味に合う本を探すのに苦労しがちです。
さらに、読みたいと思う本があって調べてみても、目当ての本は無料で読める対象外で、代わりに中身の薄いマイナーな本のみが読み放題の対象になっていることが多く、「読みたいのはそれじゃないんだよなぁ…」って感じることがけっこうありました。
このような理由から、僕は「Kindle Unlimiteは読める本が少ない」と感じることが多かったですね。
もちろん、一読の価値ある良書もけっこうあるんだけど、図書館みたいに「なんでも無料で読める」と期待していると、ガッカリするよねぇ…。
では、次のパートでは具体的にどのような点が一般的に「Kindle Unlimiteは読める本が少ない」と感じる原因になっているのか、筆者の主観と客観的データを用いてもう少し詳しく解説します。
Kindle Unlimiteの口コミ・評判・筆者の感想をまとめた記事
Kindle Unlimitedの評判・口コミと実際に使った感想まとめ | むじゃまるノート
Kindle Unlimitedは読める本が少ない3つの理由
ここでは、「Kindle Unlimiteは読める本が少ない」と言われてしまう理由を、筆者の主観と、口コミ、客観的データを基に解説していきます。
ここで解説する「Kindle Unlimiteは読める本が少ない」と言われる理由は以下の3つです。
理由①:ジャンルごとに読める本の数に偏りがあるから
「Kindle Unlimitedは読める本が少ない」と言われる理由の一つに、ジャンルごとに読める本の数に大きな偏りがある点が挙げられます。
たとえば、ビジネスや経済のジャンルではある程度の選択肢があるんですが、小説や漫画、ライトノベルなどのジャンルは致命的に無料で読める作品が少ないです。マジで期待しない方がいいです。
あと、雑誌は無料で読める本がけっこう多い印象だった。(雑誌だけ読むなら楽天マガジンのほうがコスパ良いけど)
特に、小説やライトノベルのようなエンターテインメント作品では、書籍の売上が収益の主軸であるため、定額制の読み放題サービスでの提供はリスクが高いと判断されがちだからですかね。
下で挙げているデータを見てもらったら分かる通り、他にもジャンルごとにカバー率に偏りがあるため、幅広いジャンルの本を読みたい人や、逆に漫画や小説を中心に読書したいと思っている人は、がっかりすることが多いかも。
Kindle Unlimitedのジャンル別の書籍数とカバー率については、僕が解説するより100倍分かりやすく数値化されている方がいたので、以下を参考にしてください↓
理由②:読み放題は低品質な作品が多いから
「Kindle Unlimitedは読める本が少ない」と言われるもう一つの理由に、読み放題の対象となっている作品に低品質なものが多い点が挙げられます。
実際、読み放題で提供されている作品の中には、申し訳ないですが内容が薄く実用性に乏しいものが目立ちます。
また、知名度の低いマイナーな作品が多いのも特徴です。自費出版のちょっと質低めな作品が大量に無料で読み放題になっている感じですね。
「読み放題作品数500万!」と謳っているけど、過半数の本が自費出版の本や表層をなぞっただけの中身の無い本なイメージ。
ちなみに、この現象が起きる理由として、Kindle Unlimitedの仕組みが関係しています。
読み放題サービスでは、読者がその本を読んだページ数や読了率に応じて、著者や出版社に報酬が支払われる仕組みになっています。
そのため、著名な作家や大手出版社にとっては、定価販売のほうが利益率が高く、読み放題に本を提供するインセンティブが低いわけです。
そんなわけで知名度の低い著者の本や普通にしてたら売れない本ばかりが読み放題にワナワナと集まってくる感じです。
まあ、当たり前と言えば当たり前ですけど、そこを何とかしてほしいよなぁ…。(無茶ぶりすぎるか)
こんだけボロクソ言っておいて無理がありそうですが、読むべき良書が全くないのかと言われると、そんなわけではないです。まだまだ掘り出し物のナイスな本が眠っていることは分かっていただきたいです。
理由③:新作の本が少ないから
「Kindle Unlimitedは読める本が少ない」と言われる最後の理由は、新作の本が少ないからです。
特に話題の新刊や発売直後のベストセラーが読み放題対象になっていることは稀で、最新の情報やトレンドを追いたい読者にとっては物足りなさを感じることが多いです。
この傾向は、出版社や著者が新刊を読み放題プログラムに登録するインセンティブが低いことに起因しています。さっきの「有名な本が少なく、無名で質の低い本ばかり読み放題になる仕組み」と同じっすね。
そんなわけで、Kindle Unlimitedに登録される本は、発売から時間が経ったものや、あまり売れそうにない作品が中心になる傾向があります。
もちろん、この中にも掘り出し物が時として現れるのですが、やっぱり少ない。
このような背景から、Kindle Unlimitedはレヴェルの高い合格点を超える本をオールウェイズ出してくれるわけではないので、「読める本が少ない」という評価につながっているのです。
Kindle Unlimite使うなら、新刊が少ないことを踏まえた上でサービスを楽しむ方向性に持ってった方がいい感じ。
新刊を無料で読みたい人は、オーディブルとかの方が向いているかも。
オーディブルのレビューまとめ記事
Audibleの評判は悪い?実際に使った感想とメリット・デメリットを紹介。 | むじゃまるノート
それでも、僕がKindle Unlimiteをおすすめする4つの理由
おいおい、Kindle Unlimited全然ダメじゃん。もう使うのやめとこっかな。
ちょっと待って!Kindle Unlimitedも使い方次第ではコスパ最強なんだぜ!
ここまで読んでくださった方の中には、「あれ?もしかしてKindle Unlimitedってオワコンなの?」と思われる方もいることでしょう。
しかし、早とちりすることなかれ。
冷静に考えて、Kindle Unlimitedはめちゃくちゃお得です。
使い方や人それぞれの相性にもよりますが、これを使わずスルーしてしまうのは非常にもったいないと僕は思います。
その理由は以下のとおり。
- 1か月無料で利用できる(無料期間中に解約すれば出費は0円)
- 無料で読めるのがびっくりな良書もまだまだある
- 1か月に1,2冊読めば一応元を取ることができる
- 読む本が無くなったら簡単に辞められる&好きなタイミングでまた登録し直せる
これら4つの理由があるため、僕はKindle Unlimitedはまだまだ捨てたもんじゃないと思う訳です。
だって、質の良い本だけ読みまくって、読む本が無くなったらさっさと解約しちゃえば、読書代を浮かせられてめちゃくちゃお得じゃないですか!?
(僕がガチでおすすめしたいKindle Unlimitedのナイスな本はいつか記事にまとめようと思ってます)
もちろん、人によって合う合わないがあると思うので、次のパートでは僕が考えるKindle Unlimitedをおすすめする人・おすすめしない人の特徴をまとめまーす。
Kindle Unlimiteをおすすめする人・おすすめしない人の特徴
Kindle Unlimitedをおすすめする人・おすすめしない人の特徴まとめです。Kindle Unlimitedが自分に合うかどうかの参考にしてみてください。
おすすめする人の特徴
Kindle Unlimitedをおすすめする人は、次の特徴に当てはまる人です。
- お手頃価格で幅広いジャンルの本を読みたい人
- 電子書籍・本のサブスクを使うのが初めてな人
- 外出先でよく本を読む人
- 読書代を節約したい人
リーズナブルな価格でたくさん本を読みたい人、読書が趣味で外出先でも本を読みたい人、読書代を節約したい人はKindle Unlimitedがおすすめです。
Kindle Unlimitedは(いちおう)200万冊以上の本が読み放題で、多岐にわたるジャンルの本がそろっているからです。加えて、外出先での読書にも便利。
Kindle Unlimitedで無料で読める本の中には良書がそこそこあります。
無料体験をうまく活用し、それらの良書を無料で読んで読書代を浮かせてやりましょう。
(僕がガチでおすすめしたいKindle Unlimitedのナイスな本はいつか記事にまとめようと思ってます)
おすすめしない人の特徴
Kindle Unlimitedをおすすめしない人は、以下の特徴に当てはまる人です。
- 電子書籍に苦手意識がある人
- 本を読む時間が取れない人
- 漫画・雑誌など特定のジャンルの本を読みたい人
電子書籍が苦手な人、あまり本を読む時間がない人、読みたいジャンルが決まっている人にはKindle Unlimitedをおすすめしません。
その他のサービスを検討した方がいいでしょう。
- 電子書籍が苦手な人→図書館がおすすめ
- 本を読む時間が取れない人、月に1冊以上読まない人→通勤・通学中や家事をしながらでも本の朗読が楽しめる「オーディブル
」や、本の内容を10分で読めるように要約してくれるサービス「flier(フライヤー)」がおすすめ。 - 雑誌だけ読みたい人→雑誌に特化した本サブスク「楽天マガジン」がおすすめ
- 漫画だけ読みたい人→素直に「ジャンプ+」の定期購読とかがおすすめ
【筆者おすすめ】Kindle Unlimitedを最もコスパ良く活用する方法
Kindle Unlimitedの最もコスパの良い使い方は何?
結論:無料体験期間を最大限利用せよ!
Kindle Unlimitedは確かに優秀なサービスです。いくつかの良書を無料で読むことができます。
しかし、無料で読める本の中で、クオリティが高い本には限りがあるので、年単位で継続して利用するのはあまりおすすめしません。
多分そのうち無料で読む本が無くなって、なんで入っているのか訳が分からない状態になります。
そこで、僕がKindle Unlimitedのベストな活用方法だと思うのが、「無料体験期間~最初の数か月(2、3か月くらい)で興味のある読み放題作品を一気に読みきって解約する」という使い方。
読み放題作品の中でクオリティの高い本はそうそう追加されないので、だらだらと使い続けるのはあまり得策じゃないのです。
あとは、読み放題作品の中に気になる本が追加されたら、損得勘定しながら必要に応じて「再登録→読んだらまた解約」を繰り返せばよいかと思われます。
ちなみに、無料体験期間は解約してある程度の期間を置くと復活するのでそれを活用するのもありです。
また、プライム感謝祭やブラックフライデーなどの、Amazonの大型セール期間中のは無料体験期間が3か月に延長されたりすることもあるので、登録するなら絶対にそのタイミングでしてください。
まとめ
この記事では、Kindle Unlimitedは読める本が少ないといわれている理由や、筆者がKindle Unlimitdを使ってみて感じた感想などをまとめました。
Kindle Unlimitedは読める本が少ないと言われる理由は以下のとおりです。
確かに、こんな感じで読める本が少ないのは筆者もひしひしと感じることで、サービスの質を疑ってしまう人もいるかと思います。
しかし、使い方次第ではまだまだコスパ良く読書代を浮かすことのできるナイスなサービスですので、「ちょっと興味あるなー」という人は無料体験を検討してみてください。
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