ミニマリストって「運気が上がる」とか、「行動が変わる」とかよく言われるけど、実際のところどんなメリットがあるの?
ミニマリストが実感しているメリットを教えて!
この記事では、このような疑問を持つ人に向けて、筆者がミニマリストになって実感したメリットをご紹介します。
こんにちは、三本です。月8万円の生活費で一人暮らししているミニマリストです。この記事は僕の実体験をもとにしています。
この記事では、以下のことを分かりやすくご紹介しています。
- ミニマリストのメリット
- ミニマリストのデメリットと対策
僕は「もっと気楽に生きたい」という何とも微妙な動機で断捨離を始めたところから、最小限の持ち物で暮らすミニマリスト(自称)になりました。
初めのうちは、ただ物を捨てて部屋がスッキリするのを見て満足するくらいでしたが、数年続けているとミニマルライフのメリットをいくつか感じられるようになりました。
そこでこの記事では、僕がミニマリストになって実際に感じたメリットをご紹介します。
この記事がミニマリストに興味を持っている人の参考になれば幸いです。
ミニマリストになって実感したメリット7選
ここでは、僕がミニマリストになって実感したメリットをご紹介します。
ここでご紹介するミニマリストのメリットは以下の7つです。
お金がたまるようになった
ミニマリストになって感じたメリット1つ目は、お金を使わなくなって、自然にお金がたまるようになったことです。
以前までは生活費が月13万円くらいかかっていたけど、いまでは月8万円以下になったよ!(一人暮らし)
ミニマルライフを送ると、必要以上に物を購入する習慣が無くなります。
普通に生活していると、知らず知らずのうちに物を買うために驚くほどの額を使っていたりするので、断捨離をして買い物習慣を見直したことでかなり節約になりました。
好きなことややりたいことのためにしっかりお金を使いつつも、優先度の低い生活の諸費用(食費、通信費、交通費など)を削ったり、見栄のために物を買わないようになったので、前より余裕のある生活ができるようになりましたね。
1か月のうち、全くお金を使わない日が半分くらいあるよ!
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自由な時間が増えた
時間に余裕を持てるようになったことは、僕がミニマリストになって感じた大きな変化のうちの一つです。
スマホで動画やSNSを観たり、欲しい物を探してネットショッピングする時間が減ったことで、やるべきことを先延ばししたり、だらだらと時間をつぶすことが減りました。
代わりに、やりたいことや好きなことにがっつり時間を使えるようになりました。もちろん幸福感や生活の質も爆上がりです。
これらの要因として、断捨離を通して自分がやりたいことや好きなことを見つけられたことや、ごちゃごちゃしていた部屋をすっきりさせて集中しやすい環境を作れたことがあるかなと思います。
- 寝る前に集中して読書できるようになった
- 観たい映画を好きなだけ観られるようになった
- 英語などの語学の勉強に時間をさけるようになった
- 趣味が増えた
- 外出や旅行が増えた
自分の価値観がはっきりした
ミニマリストになって感じたメリット3つ目は、自分の価値観が理解できたことです。
- 自分はどんな物が好きなのか?
- 自分はどんなことをしている時に楽しいと感じるか?
- 自分はどんなことをやりたいのか?どんな暮らしをしたいのか?
- 自分が最も大切にしていることは何か?
具体的には、以上のようなことが自分の中ではっきりしました。おそらく、物と向き合う過程で自分自身とも向き合う機会が得られるからだと思います。
捨てる・捨てないを判断するには、自分の中のものさしが定まっていないといけませんからね。
自分の価値観がはっきりしたことで、自己肯定感もアップした気がする!
科学的に見ても、自分の価値観を確かめておくことは良い効果があるみたいです。
- 「どのように生きたいのか?」理想のイメージを持てる
- 人と自分を比較しにくくなる
- 常識にとらわれなくなる
- 判断力が上がる
- 欲求や常識に流されなくなり幸福度が上がる
ちなみに、「自分の価値観分からない」という人におすすめなのは、パーソナルバリューリストという手法です。気になる人はこちらのサイトで試してみてください。
人と自分を比べなくなった
ミニマリストになって感じたメリット4つ目は、以前より人と自分を比べなくなったことです。
ミニマリストは、物が少ない生活を送る中で、自分にとって本当に必要なものを見極める力が養われます。少ない物で豊かに暮らすため、物との向き合い方が変わるからですね。
僕自身、自分の価値観が明確になり、自分の中に確固とした芯が出来上がるので、他人と自分を比べにくくなったように思います。
人と自分との比較は、不安や嫉妬を生み出すので、不幸の元です。
僕はもともと他人の目を気にしやすいほうなので、完全に気にならなくなったとは言い切れませんが(見出し詐欺)、かなり楽になったのは確かです。
「人と自分を比べてしまう癖がある、辛い!」という人はミニマルライフ、おすすめです。
怠け癖が治った
ミニマリストになって感じたメリット5つ目は、怠け癖が治ったことです。
僕はミニマリストになる前の人生約20年間、怠け者として生きてきました。
バイトや勉強などのやるべきことをろくに続けることができず、スマホやゲームでだらだらと時間を浪費し続けていました。
三日坊主の常連でした。
受験勉強で皆が当然のように毎日勉強している傍ら、高3の夏休みほとんど勉強しなかった(トータル2時間くらい)ときは流石に自分を呪った。
しかし、ミニマリストになって…
- 持ち物を減らしたこと
- 集中しやすいさっぱりした環境を作ったこと
- 自分の価値観を見直してやりたいことを見つけたこと
これらが幸いして、怠け癖が改善されました。
怠け癖のある自分を受け入れられたこと、攻めなくなったことも改善の要因かも…?
体調が良くなった
ミニマリストになって感じたメリット6つ目は、体調が良くなったことです。
僕は、ミニマリストになって自分と向き合うようになったことがきっかけで、食生活や運動習慣を見直すようになりました。
自炊を始めて栄養バランスを意識した食事をするようになり、ほぼ毎日筋トレor有酸素運動をするようになったよ!
健康オタクになって生活習慣を見直したことで、それまでは慢性的に疲労感や無気力を感じていましたが、かなり体調が良くなりました。
- 自炊・栄養バランスを考えた食事
- 有酸素運動(トレイルランニング・水泳・自転車・散歩など)
- 筋トレ
- 8時間以上の睡眠
これ一冊で食事・睡眠・運動の改善方法が分かるおすすめ本
部屋がスッキリした、おしゃれになった
ミニマリストになって感じたメリット7つ目は、部屋がスッキリしておしゃれになったことです。
物を減らしたことで、ごちゃごちゃして物置のようだった部屋が、スッキリして自然とおしゃれな空間(当人比)に生まれ変わりました。
自室のBefore・Afterの写真を見て、「部屋にある物を整理して、秩序をもたらすだけでも見栄えは変るんだなー」と妙に納得した覚えがあります。
また、ミニマリストになると、身の回りの物が自分のお気に入りのアイテムばかりになるので、自分のセンスに合ったインテリアを楽しめるのも良いところかもしれません。
何はともあれ、自室の満足度が爆上がりします。
「自分の部屋、なんかパッとしないな~」と悩んでいる人がいれば、部屋の物だけでも減らしてみると、満足感のある洗練された空間に出来るかもしれません。
- 視覚的なノイズが減って、集中しやすくなった
- 掃除が楽になった
- 物を失くすことが(あまり)無くなった
- センスが無くても雰囲気おしゃれな空間が出来た
ミニマリストのデメリット3選とその対策
ここでは、ミニマリストになって感じたデメリットと、その対策をご紹介しています。
どれも僕がミニマリストになって実際に感じたデメリットですが、考え方・行動ひとつ変えるだけで改善可能ですので、安心してください。
ここでご紹介するデメリットは以下の3つ。
捨てることにこだわり過ぎる
強迫的に断捨離にこだわることが、ミニマリストになって感じたデメリット1つ目です。
あまり捨てることにこだわり過ぎると、日常生活でも必要な物、あったほうが絶対便利な物まで捨ててしまうからです。
他にも、ミニマリストに影響されすぎて、無理に「私服の制服化」などをやって生活の質を下げてしまっている人をよく見かけるよ!
そうなってしまうと、いざという時に不便な状況に陥ったり、我慢して生活しなければならない羽目になります。
- 少しずつ断捨離を進める:一気に断捨離しようとすると、勢い余って捨てすぎてしまうこともあるので少しずつ進めることをおすすめします。「自分の部屋→玄関→キッチン」といった感じで場所ごとに分けるのもあり。少しずつ断捨離を進めることで、自分にとってちょうどいい量が分かってきます。
- 自分の感覚に頼る:「これがあったら快適に過ごせる」「この物がないと不便」といった直感に頼ることも大切です。
周りの人と意見が合わなくなる
ミニマリストなライフスタイルを追求する過程で、友達や家族と価値観が合わなくなり、孤立してしまうこともあります。
ミニマリストは周りの人比べてシンプルで節制した生活を送ることが多いので、共通した話題が減ってしまう可能性があるからです。
また、もっと最悪なパターンとして、ミニマリストが自分の価値観を押し付けてしまうと、周りの人からウザがられたり、理解を得られなくなってしまいます。
例えば、他の人に「ベッド無くても困らないよ。捨てたほうがいい」「まだテレビなんか持ってんの?」「なにこの部屋?ゴミ屋敷じゃん!」とミニマリストの思想を強要してしまうことです。
こうなったら末期症状です。普通に嫌われます。おそらく今までご紹介してきた「悲惨な末路」の中でも最も悲惨な状況に陥ってしまうでしょう。
- 自分の価値観を他人に押し付けない:自分にとっては、ミニマリストの暮らしが良くても、周りの人にとって最適とは限りません。自分の価値観を押し付けて、無理やり持ち物を捨てさせたりしないようにしましょう。
- 自分の身の回りの整理に集中する:ミニマリストの中には、家族の持ち物を勝手に捨ててしまう人もいるようですが、そこは我慢して自分の身の回りの整理に集中しましょう。
買い物に罪悪感を覚える
ミニマリストになって感じたデメリット3つ目は、買い物に罪悪感を覚えることです。
ミニマリストになって、持ち物をなるべく増やさない生活を続けていると、「これは本当に買っていいのかな?」「ああ、また持ち物を増やしてしまった…」などと買い物に対して激重な考え方をしてしまう時期がやってきます。
僕も新米ミニマリストの時は良くこの考え方に囚われていて、買い物をするたびに心にモヤモヤを抱える羽目になりました。
この際に大切なのが、自分の価値観をしっかり把握しておくこと、あまり極端なミニマリズムに傾倒しないことです。
ミニマルライフは、幸福感の高い暮らしをすることが最大目標です。持ち物を減らすのはあくまでそのための手段。手段と目的を取り違えないよう注意が必要ですね!
- 自分の価値観を理解する:ミニマリズムは、あくまで無駄を省いてリソースを再分配するための取り組み。そのため、自分の好きな物、好きなことをしっかり把握して、そこには惜しみなくお金と時間を使いましょう。
- 自分への思いやりを持つ:ミニマリストは、「持ち物をもっと減らさなきゃ!」と完璧主義になりがち。自分に厳しくしすぎず、買い物をしても自分を許してあげることが大事。「まあ、いっか」と受け入れてあげましょう。
まとめ
この記事では、ミニマリストに興味を持っている人に向けて、筆者がミニマリストになって実際に感じたメリットをご紹介しました。
この記事でご紹介した、ミニマリストになって感じたメリットは以下のとおりです。
あわせてご紹介した、ミニマリストのデメリットは以下のとおりです。
漠然と「もっと気楽に生きたい」と思ったところから始めたミニマルライフでしたが、改めて振り返ってみると色々と恩恵を受けていることが分かりました。
デメリットもありますが、やりすぎないよう対策を施せば、生活の満足度はがっつり上がります。
もしあなたがミニマルライフに興味を持っているようであれば、迷うことなく一度挑戦してみることをおすすめします。(もし合わなかったとしても、後戻りできるのもミニマルライフの良いところです)
コツコツと継続することで、効果が表れると思います。
この記事がミニマリストに興味を持っている人の参考になれば幸いです。
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