ミニマリストになるにはどうすればいい?|まずやるべき6つのことと断捨離のコツを紹介。

困惑する女性

ミニマリストのシンプルな暮らしに憧れるけど、何をすればいいのかわからない。

この記事では、このような人に向けて、ミニマリストになるためにまずやるべきことをご紹介します。

三本

こんにちは、三本です。月8万円の生活費で一人暮らししているミニマリストです。この記事は僕の実体験をもとにしています。

この記事では、以下のことを分かりやすくご紹介しています。

この記事を読んでわかること
  • ミニマリストとは
  • ミニマリストになるためにまずやるべきこと
  • ミニマリストになるメリット
  • ミニマルライフを失敗しないコツ

「ミニマリストになりたい!」と思っても、経験のない人からするとどこから手を付ければ良いのか分からないと思います。

僕自身、部屋をスッキリさせるために始めたミニマルな生活も、最初は手探りで始めたため要領を把握するまでかなり時間がかかりました。(最初の2か月くらいは捨てすぎたり逆に捨てられなかったりで失敗続きだった)

そこでこの記事では、僕がミニマリストになって学んだ成功&失敗両面の経験から、ミニマリストがまずやるべきことを6つご紹介します。

失敗しないためのコツもあわせてご紹介しているので、後悔したくなくて躊躇っている人や、挫折経験のある人でも参考になるかと思います。

この記事がミニマリストに興味を持っている人の参考になれば幸いです。

目次

ミニマリストとは?

ここでは、まず簡単に「ミニマリスト」とは何か、その定義を明らかにしておきたいと思います。「知ってるよ!」という人はスルーしてください。

結論として、ミニマリストとは、不要な物を手放して、自分にとって必要最小限の量の持ち物で暮らす人のことを指します。(もともとは)

ここで大事なのが「自分にとって」必要最小限の量、ということです。

必要最小限の量とは、だれかと比べて決めるものでもなく、具体的な数字で何個以下と決めるものでもなく、個人個人が主観的に決められるということです。

持ち物100個でミニマリストになる人もいれば、持ち物1,000個でミニマリストになる人もいるわけです。面白いですね。

世間一般的なミニマリストのイメージである、「何もない真っ白な部屋に住んでいて、最先端なデバイスを駆使して、洗練された生活を送っているおしゃれな人」とは少し違います。

ミニマリストはおしゃれな暮らしを目指すものではなく、少ないもので暮らすことで内面を豊かにすることを目指しています。

実際、僕も自称ミニマリストですが、おしゃれではないです笑。

20世紀を代表する偉大な建築家のひとりである、ミース・ファン・デル・ローエの有名な言葉

Less is more.(日本語訳:物が少ないと人生豊かだよね。)

がミニマリストに共通する基本理念。「それ、なんかかっこいい!」と思ったあなたはもうミニマリスト予備軍です。(適当)

ミニマリストになるためにまずやるべき6つのこと

ミニマリストがまずやるべきこと

ここでは、ミニマリストになりたい人がまずやるべきことを6つご紹介します。

1か月間だけで良いので、1~6のやるべきことを生活に取り入れてみてください。

ミニマルライフへのリトリートで、新たな気づきを得られるかもしれません。

ステップ1:ミニマリストの本を読む

あなたにぴったりなミニマリストの本を見つけることで、理想のイメージをつかむことができます。

ミニマリストになりたい人がまずやるべきことは、ミニマリストの本を読むことです。

ミニマリストの暮らしをしようと思っても、初めのうちは何をすればいいのかイメージがつかめません。

そのため、参考になるミニマリストの本を見つけることをおすすめします。

ミニマリストの本は、

  • ミニマリストって何?
  • ミニマリストはどんな暮らしをしているの?
  • 断捨離のコツは?
  • ミニマリストはどんなことを大切にしているの?

これらの疑問を解決してくれます。(僕のブログよりよほど分かりやすくて体系的)

様々なタイプのミニマリストの本を参考にしながら、どこを真似できそうか、自分はミニマリストになって何を叶えたいかを考えてみましょう。

三本

ざっくりとした理想のイメージをつかむことで、モチベーションが上がって、失敗しにくくなるよ!

  • ミニマルライフの理想のイメージをつかむことができる
  • 参考にしたい「ミニマリストの先生」が見つかるかもしれない
  • ミニマリストに対する間違ったイメージを修正できる
  • ミニマルライフのコツを学べる

ステップ2:どう見てもいらない物から断捨離する

簡単に捨てられる物から手を付けるのが、断捨離を続けるコツ。

ミニマリストの本を読んで、ミニマリストの暮らしのイメージや断捨離のやり方を勉強したら、断捨離を始めます。

しかし、いざ断捨離を始めようと思っても、「物が多すぎてどこから手を付ければいいのか分からない!」「断捨離したいけど、面倒くさくてつい先延ばしにしてしまう…」と、なかなか上手くいかない人もいるかと思います。

そのような場合のコツとして、まずどう見てもいらない物から捨てるようにすると、断捨離のハードルを下げることができます。

また、小さな成功体験が「物を捨てることができる!」という自信にもなるので、断捨離の勢いが付きます。

最初のうちは、明らかに捨てて良いものだけ捨てればOKです。

  • 断捨離に取り組むハードルを下げることができる
  • 持ち物を捨てられた体験が自信になる
  • 部屋がスッキリする感じを簡単に味わうことができる
筆者がまず手放した「どう見てもいらない物」
  • 教科書・受験の参考書
  • 何年も読んでいなかった漫画・雑誌・本
  • 使っていない食器
  • ストックしてあるレジ袋や紙袋、ダンボール

「どれから捨てればいいか分からない」という人へ

ステップ3:1年以上使っていない物を捨てる

長い間使っていない物は、捨てても後悔しにくいです。

どう見てもいらない物・ガラクタを処分したら、次は1年以上使っていない物を捨ててみましょう。

なぜなら、1年以上使っていない物は、ほとんどの場合その後も使う機会がないからです。

これならミニマリスト初心者のうちでも後悔することなく断捨離に取り組むことができます。

また、「1年」という具体的な基準を設けてやることで、捨てる捨てないの判断がしやすくなるのも良いところです。慣れないうちはなかなか捨てる決心がつかないですもんね。

三本

「1年はちょっと短すぎる…」という人は、もうちょっと長めに期間を設定して、慣れたら短くしていくことをおすすめするよ!

1年以上使っていない物が無いか見直してみたいもの
  • 調理器具
  • 食器
  • 家電
  • 趣味のグッズ

持ち物を減らすコツを紹介

ステップ4:捨てることを習慣にする

「捨てること」を暮らしの一部にすることで、物は自然に減っていきます。

どう見ても使わない物、長らく使っていない物を手放し、断捨離のスタートを切れた人は、捨てることを習慣化してみましょう。

少しずつで構いません。たった1つの物を捨てるだけでも、それは大きな進歩です。

「もっと持ち物を減らさないと!」「まだまだ物がたくさんある!」と思っても、焦りは禁物。勢いに身を任せて、一回の断捨離に何時間もかけている場合は、もう少しのんびり進めることをおすすめします。

断捨離は、一生涯続く長丁場です。持ち物を見直し、捨てる行為は死ぬまで続きます。

ですから、ほんの少しずつで良いので、続けることが大事なのです。

定期的に捨て続けていると、だんだんと楽に捨てられるようになります

断捨離の習慣化

ミニマリストの断捨離ルールの例です。自分に合いそうなものを選んで生活に取り入れてみてください。

  • 1日5~10分断捨離をする時間をとる
  • 1つ物を買ったら1つ今ある物を捨てる
  • 1日に1つ物を捨てる
  • 週末に1週間で増えたものを見直して断捨離する

ステップ5:とにかく買わない暮らしをする

普段の買い物を見直すことで、物欲に振り回されなくなります。

不要な物を捨てる習慣を身につけても、たくさん物を買ってしまっていては持ち物は減りません。

そのため、物を買わない暮らしをする努力も必要です。

  • 外食せずに自炊する
  • 靴・服は基本的に買わない(お気に入りの服を厳選して着つぶす)
  • 本は図書館で借りる(なければ電子書籍で読む)
  • 買う前に家にあるもので代替できないか考える

などなど、なるべく買い物をしないためのルールを決めて生活してみることをおすすめします。

三本

少しずつ出来そうなものからで良いから、生活に取り入れてみて!

また、衝動的な買い物、目先の喜びや楽しみばかりを優先した後先考えない買い物をしないように気を付けることも重要です。

確かに、買い物は新たな物の刺激を味わうことができて楽しいです。

しかし、その幸福感はすぐに消えます。その上、さらなる買い物衝動を駆り立てて買い物が止まらなくなってしまうので注意が必要です。

買い物をする際には長期的な視点で、必要性を吟味することが大切ですね。

関連記事:お金を使いすぎてしまう人の特徴7選と無駄遣いを減らすコツを紹介。

ステップ6:自分の価値観を深堀りする

捨てる・捨てないを決めるのはすべてあなたの価値観です。

ミニマリストがまずやるべきこと、最後は自分の価値観をはっきりさせることです。

ミニマリストを続けていると必ず、捨てるかどうか悩む物と向き合う時がやってきます。

あるいは、「どれを残して、どれを捨てればいいのか分からない」「なんでミニマリストになりたいと思ったのかいまだにはっきりしない」という人もいるかもしれません。

その際に必要なのが、自分の価値観をはっきりさせておくことです。

  • 自分はどんな物が好きなのか?
  • 自分はどんなことをしている時に楽しいと感じるか?
  • 自分はどんなことをやりたいのか?どんな暮らしをしたいのか?
  • 自分が最も大切にしていることは何か?

これらを、持ち物を減らす習慣と並行して考えていく必要があります。

自分の価値観をはっきりさせることで、ミニマルライフの最終目的地が見えたり捨てるかどうかを悩むことなく判断できるようになります。

  • 「どのように生きたいのか?」理想のイメージを持てる
  • 人と自分を比較しにくくなる
  • 常識にとらわれなくなる
  • 判断力が上がる
  • 欲求や常識に流されなくなり幸福度が上がる

「自分の価値観分からない」という人におすすめなのは、パーソナルバリューリストという手法です。気になる人はこちらのサイトで試してみてください。

ミニマリストになるメリット3選

ミニマリスト 実際に感じたメリット

ここでは、僕がミニマリストとして生活して感じた、ミニマリストになるメリットをご紹介したいと思います。

ここでご紹介するミニマリストのメリットは以下の3つです。

お金がたまるようになる

ミニマリストになって感じたメリット1つ目は、お金を使わなくなって、自然にお金がたまるようになったことです。

ミニマルライフを送ると、必要以上に物を購入する習慣が無くなります。

普通に生活していると、知らず知らずのうちに物を買うために驚くほどの額を使っていたりするので、断捨離をして買い物習慣を見直したことでかなり節約になりました。

好きなことややりたいことのためにしっかりお金を使いつつも、優先度の低い生活の諸費用(食費、通信費、交通費など)を削ったり、見栄のために物を買わないようになったので、前より余裕のある生活ができるようになりましたね。

三本

1か月のうち、全くお金を使わない日が半分くらいあるよ!

関連記事

時間に余裕が生まれる

時間に余裕を持てるようになったことは、僕がミニマリストになって感じた大きな変化のうちの一つです。

スマホで動画やSNSを観たり、欲しい物を探してネットショッピングする時間が減ったことで、やるべきことを先延ばししたり、だらだらと時間をつぶすことが減りました。

代わりに、やりたいことや好きなことにがっつり時間を使えるようになりました。もちろん幸福感や生活の質も爆上がりです。

これらの要因として、断捨離を通して自分がやりたいことや好きなことを見つけられたことや、ごちゃごちゃしていた部屋をすっきりさせて集中しやすい環境を作れたことがあるかなと思います。

時間の浪費・先延ばしが減ってできるようになったこと
  • 寝る前に集中して読書できるようになった
  • 観たい映画を好きなだけ観られるようになった
  • 英語などの語学の勉強に時間をさけるようになった
  • 趣味が増えた
  • 外出や旅行が増えた

人と自分を比べなくなる

ミニマリストになって感じたメリット3つ目は、以前より人と自分を比べなくなったことです。

ミニマリストは、物が少ない生活を送る中で、自分にとって本当に必要なものを見極める力が養われます。少ない物で豊かに暮らすため、物との向き合い方が変わるからですね。

僕自身、自分の価値観が明確になり、自分の中に確固とした芯が出来上がるので、他人と自分を比べにくくなったように思います。

人と自分との比較は、不安や嫉妬を生み出すので、不幸の元です。

僕はもともと他人の目を気にしやすいほうなので、完全に気にならなくなったとは言い切れませんが(見出し詐欺)、かなり楽になったのは確かです。

「人と自分を比べてしまう癖がある、辛い!」という人はミニマルライフ、おすすめです。

ミニマリストの末路は悲惨?失敗しないためのコツ3選

ミニマリスト 悲惨な末路を回避する方法

ミニマリストの中には、間違った考え方や習慣を身に着けてしまって、悲惨な末路をたどってしまう人がいます。

ミニマリストの良くある失敗パターンは以下のとおり。

  • 理想と現実のギャップに打ちのめされる
  • 必要なものまで捨てて生活が不便になる
  • 娯楽を全て絶ってしまい、毎日がつまらない
  • 周りの人と意見が合わなくなる

ここでは、これらの悲惨な末路を回避する方法をご紹介します。

ここでご紹介する悲惨な末路を回避する方法は以下の3つです。

ミニマリストになる動機と目的を確認する

ミニマリストの中には、自分が理想としていたミニマルライフと現実とのギャップに打ちのめされてしまう人がいます。

「思っていたのと違う…」と理想と現実のギャップに打ちのめされてしまわないための対策は、ミニマリストになる動機と目的をもう一度確認してみることです。

一度内省してみて、それが単なる流行への便乗や他人への憧れであった場合は、ミニマリストになることはおすすめしません。おそらく悲惨な末路をたどってしまうと思います。

もう一度考え直してみたいこと
  • なんで少ない持ち物で暮らしたいと思ったのか?
  • 少ない持ち物で暮らすことは自分の価値観に合っているのか?
  • ミニマリストになって何を手に入れたいのか?
  • そもそも自分はどんな暮らしがしたいのか?

こんなことをもう一度問い直してみることをおすすめします。より明確な動機と目的が見つかれば、

捨てることにこだわり過ぎない

「断捨離にこだわり過ぎて生活に必要な物まで捨ててしまい、不便になる」

このような失敗を避けるためには、持ち物を捨てることにこだわり過ぎないことが、健全なミニマリストになる鍵です。

三本

本来は幸福感のある豊かな生活を送ることが目的で、断捨離するのはそのための手段なのに、捨てることや持ち物を少なくすることが目的になってしまう人がよくいるよ!

何が自分にとって重要か見極め、いきなり物を減らすのではなく、少しずつ減らして最小限の量を見つけることが大切です。

自分の価値観を他人に押し付けない

ミニマリストが周りに嫌われないようにするには、ミニマリストとしての価値観を他人に押し付けないことが重要です。

自分にとって心地良い生活が、他人にとっても最適とは限りません。

家族や友達に自分のライフスタイルを強制せず、互いの価値観を尊重することが嫌われないコツです。

家族や友人であっても、相手の持ち物を勝手に捨てたり、捨てるよう強要したりしないようにしましょう。

まとめ

この記事では、ミニマリストに興味を持っている人に向けて、ミニマリストになるためにまずやるべきことをご紹介しました。

この記事でご紹介した、ミニマリストになるためにまずやるべきことは以下のとおりです。

あわせてご紹介した、筆者が感じたミニマリストになるメリットは以下のとおりです。

この記事でご紹介した、ミニマリストが悲惨な末路を回避する方法は以下のとおりです。

ミニマルライフは、注意すべきポイントに気を付ければ、多くの恩恵を手に入れることができる現代社会にこそ適したライフスタイルです。

興味がある人は、30日間限定でも良いですので、やるべきこと1~6を生活に取り入れて、ミニマリストの暮らしを体験してみてください。

この記事がミニマリストに興味を持っている人の参考になれば幸いです。

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