【ミニマリストやめました】ミニマリストに限界が来る5つの理由と解決策

通りすがりの猫

ネットやSNSを見ていると、ミニマリストをやめる人って結構多いんだね。その理由と解決策を教えて。

この記事では、このような人に向けて、ミニマリストを引退する理由を5つご紹介します。

むじゃまる

こんにちは、むじゃまるです。月8万円の生活費で一人暮らししているミニマリストです。この記事は僕の実体験をもとにしています。

この記事では、以下のことを分かりやすくご紹介しています。

この記事を読んでわかること
  • ミニマリストを引退してしまう5つの理由
  • ミニマリスト引退を回避するための解決策
  • 筆者がミニマリストになって感じたメリット
  • ミニマリストな生活に疲れてしまったときの考え方
この記事を書いた人
むじゃまる(@mujamaru3)

「お金をかけずに楽しく暮らす」がモットーな節約人間

  • 生活費月5万円~8万円で一人暮らし
  • 自称ミニマリスト
  • 試して効果のあった節約術やおすすめアイテム・サービスを発信中

ミニマリストに憧れてミニマルライフを始めた人の中には、早々に引退宣言をしてしまう人がいます。

この記事では、なぜミニマリストたちはミニマリストをやめてしまうのか、その理由と引退を回避するための解決策を筆者の実体験から考察していきます。

また、あわせて筆者がミニマリストになって感じたメリットもご紹介していますので、「ミニマリストってやっぱりならないほうが良いのかなぁ…」と思っている人はそちらもチェックしてみてもらえると幸いです。ミニマリズムは悪い面ばかりでなく、しっかり良い面もあることを分かっていただけると思います。

この記事がミニマリストに興味を持っている人の参考になれば幸いです。

目次

「ミニマリストやめました」←ミニマリストを引退してしまう5つの理由

「ミニマリストやめました」よくある引退理由5選

ここでは、ミニマリストをやめてしまう理由をご紹介します。

ここでご紹介するミニマリストをやめる理由は以下の5つです。

理想と現実のギャップに打ちのめされたから

多くの人にとって、ミニマリストになるきっかけは、SNSやブログで見るミニマリストの洗練された生活空間や、自由なライフスタイルへの憧れです。

しかし、それらを目指して実際にミニマリストになってみると、理想としていたものと現実の間に大きなギャップを感じてしまうことがあります。

よくある理想と現実のギャップ

  • 物を減らそうと思っても全然捨てられない…!
  • 物を減らしたけど、殺風景なだけで全然おしゃれじゃない…
  • ミニマリストになっても、全く幸福度が上がらない!
  • ミニマリストになって断捨離がんばったのに、人生が好転しない!

このような理想と現実とのギャップを受け入れられず、かえってストレスになってしまい引退を決意するようです。

むじゃまる

「ミニマリストって何かかっこいい!」こんな動機で始めた人は挫折しがち。

理想と現実のギャップに打ちのめされないための対策はこちら

物を捨てすぎて生活が不便になったから

「ミニマリスト=無駄な物は徹底的に排した生活空間をデザインする」みたいなイメージから、ミニマリストになった途端に勢いよく物を減らす人が多いです。

これ自体はそんなに悪いことではありません。むしろ、そのやる気がスタートダッシュには必要です。

しかし、度が過ぎてしまうと、本来生活を豊かにするために始めた断捨離が、捨てること自体が目的になってしまいます。

むじゃまる

意識高い系風に言うと、『手段の目的化』ってやつ。

こうして断捨離がエスカレートしてしまうと、必要な物まで捨ててしまうことがあります。

その後、冷静になってみると、日常生活が不便に感じられて、断捨離したことを後悔してしまうことが多いようです。

「結局、捨てないほうが良かったじゃん!」となり、また元のさやに戻る感じですね。

物を捨てすぎてしまわないための対策はこちら

物を捨てることばかり考えるようになってしまったから

ミニマリストの生活に没頭するあまり、物を捨てることが目的になってしまうことがあります。

常に「次は何を捨てようか」「何か捨てられるものはないかな」「何か捨てないといけない」と考えてしまうので、日常を楽しむ余裕を失い、緊張感のある生活になってしまいます。

むじゃまる

精神的に疲れちゃうよね。

こうして捨てることばかり考える生活に嫌気がさして、ミニマリストをやめるに至ったという人もいます。

物を捨てることばかり考えてしまう人のための対策はこちら

社会的に孤立してしまったから

ミニマリストの生活を追求することで、周囲との関係が希薄になることがあります。

  • 友達や家族と価値観が合わなくなって孤立してしまう…
  • シンプルで節制した生活を送るから周りの人と話す話題がない
  • ミニマリストの価値観を押し付けて嫌われてしまう

このような形で周囲と疎遠になり、孤独感に耐えられずミニマリストをやめることを選ぶ人もいるようです。

3つのパターンのうち、上の2つはほかの人と異なるライフスタイルを選択する以上、仕方ないところはあると思います。しかし、3つ目の「価値観の押しつけ」は対策が可能です。

ミニマリストが社会的に孤立してしまわないために気を付けたいことはこちら

飽きたから

一時的な流行りに乗っかってなんとなくミニマリストの生活を始めた人の中には、次第にそのシンプルな生活に飽きてくることがあります。

特に理由もなく「なんとなく」で始めたミニマリスト生活であるため、すぐに新しい刺激や変化を求めてミニマリストを辞めてしまうことが多いようです。

おそらくこれが最も多くの人に当てはまるパターンなのではないでしょうか。

むじゃまる

具体的な動機や目的がないとなかなか続かないよね!(僕も三日坊主の常連なので分かりみが深い)

これに関しては、対策方法が思い浮かびません。

そもそも特にこれといった理由もなく、かっこいいから始めただけなので飽きてしまうのも仕方がないと思います。

ミニマリスト引退を回避するための解決策3選

ミニマリストを続けるための解決策

著作者:freepik

通りすがりの猫

ミニマリスト引退を回避するにはどうすればいい?

ここでは、ミニマリストが引退宣言を行うことなく、ミニマルライフを継続するための解決策をいくつかご紹介します。

これらのポイントに気を付ければ引退の危機を回避できるもしれません。(飽きてしまう場合を除く)

ここでご紹介するミニマリスト引退を回避する解決策は以下のとおりです。

解決策①:「なぜミニマリストになるの?」動機と目的を確認する

「思っていたのと違う…」と理想と現実のギャップに打ちのめされてしまわないための対策は、ミニマリストになる動機と目的をもう一度確認してみることです。

一度内省してみて、それが単なる流行への便乗や他人への憧れであった場合は、ミニマリストになることはおすすめしません。おそらく悲惨な末路をたどってしまうと思います。

もう一度考え直してみたいこと
  • なんで少ない持ち物で暮らしたいと思ったのか?
  • 少ない持ち物で暮らすことは自分の価値観に合っているのか?
  • ミニマリストになって何を手に入れたいのか?
  • そもそも自分はどんな暮らしがしたいのか?

こんなことをもう一度問い直してみることをおすすめします。より明確な動機と目的が見つかれば、あなたは大丈夫!きっとミニマルな生活を楽しむことができます。

解決策②:「自分にとって」必要最小限の量を知る

「断捨離にこだわり過ぎて生活に必要な物まで捨ててしまい、不便になる」

このような状態を避けるためには、自分にとって本当に必要な物の量を理解することが、健全なミニマリストになる鍵です。

むじゃまる

他の人が「ミニマリストになるなら持ち物は100個以下じゃないとダメ!」と言おうが関係なし。自分にとっての最適量が大切。

何が自分にとって重要か見極め、いきなり物を減らすのではなく、少しずつ減らして最小限の量を見つけることが大切です。

自分にとっての必要最小限の量を知るコツ
  • 1年以上使っていないものは捨てる:1年以上使っていないものは、基本的にあなたの生活には必要ないものです。まずはそういったものから捨ててみましょう。
  • 断捨離を習慣化する:一朝一夕に自分にとっての必要最小限の量を理解することはできません。そのため、継続的に断捨離を行うことが大事です。
  • 少しずつ断捨離を進める:一気に断捨離しようとすると、勢い余って捨てすぎてしまうこともあるので少しずつ進めることをおすすめします。「自分の部屋→玄関→キッチン」といった感じで場所ごとに分けるのもあり。少しずつ断捨離を進めることで、自分にとってちょうどいい量が分かってきます。
  • 自分の感覚に頼る:「これがあったら快適に過ごせる」「この物がないと不便」といった直感に頼ることも大切です。

解決策③:自分の価値観を他人に押し付けない

ミニマリストが社会的に孤立しないようにするには、ミニマリストとしての価値観を他人に押し付けないことが重要です。

自分にとって心地良い生活が、他人にとっても最適とは限りません。

家族や友達に自分のライフスタイルを強制せず、互いの価値観を尊重することが嫌われないコツです。

家族や友人であっても、相手の持ち物を勝手に捨てたり、捨てるよう強要したりしないようにしましょう。

ミニマリストが実感したミニマルな生活のメリット

最後に、ここではミニマリスト生活を実践している僕が、ミニマルな生活を実践して感じたメリットをご紹介します。

「ミニマリストをやめた人の理由ばかり見ていると、悪いイメージしか持てない!」「ミニマリストってやっぱりならない方が正解?」と思っている人は僕の意見も参考にしていただければ幸いです。

ここでご紹介するミニマリストのメリットは以下の3つです。

ミニマリストのメリット3選
  • お金が溜まるようになった→自分にとっての必要最小限の量を守る生活をするようになったので生活費が恐ろしく下がって自動でお金が溜まるようになりました。「人間って意外と安上がりに生きられるんだなぁ…」と一人で感慨にひたりました。
  • 有意義に時間を使えるようになった→ミニマリストになって物に時間をかけなくなったので、より有意義なことに時間を使えるようになりました。物を頻繁に買っていたころは毎晩「どれを買おう…」「何が一番評判がいいんだろう」とスマホをいじり倒していたので、それが減っただけでも効果大でした。
  • 人と自分を比べなくなった→世間一般で必要とされる物をあえて捨てる生活をしてみることで、良い意味で周りの意見に流されることなく、自分軸で物を考えられるようになりました。それがきっかけで「自分は自分、人は人」という感覚が腑に落ちた気がします。
むじゃまる

他にも、ミニマリストにはたくさんのメリットがあるよ!
ミニマリストのメリットについて知りたい人は以下の記事を参考にしてみてね!

通りすがりの猫

ミニマリストのメリットはなんとなく分かったよ。けど、ミニマリストになるには具体的に何をすればいいの?

まずは自分の部屋の中(あるいは押入れの中)にある、どうみてもゴミ・ガラクタを捨てることから始めてみることがおすすめです。「絶対使わないだろ!」と確信を持って言えるものだけでOKです。

ミニマリストになるための具体的なステップについては、以下の記事で詳しくご紹介していますので、参考にしてみてください。

すぐにミニマリスト生活に疲れてしまわないよう、『ほどよいミニマリストになる方法』をまとめているので、安心してのぞいてみてください。

ミニマリストになるための方法を紹介している記事

【最後に】もし「ミニマルライフ」に疲れてしまったら…

通りすがりの猫

ミニマルライフは俺には合ってなかったみたい。
ミニマリスト辞めてもいいかな?

むじゃまる

無理して続ける必要なし!自分に合ったライフスタイルを選択した方が100倍幸せでしょ!

ここまででミニマリスト引退を回避する方法やミニマリストのメリットをまとめてきましたが、中には、ミニマリストな生活が合わなかったという人もいると思います。

そのような人のために覚えておいていただきたいのが、ミニマリストにこだわる必要性は全くないということ。

そもそも、ミニマリストって肩書にこだわることの方が、本来のミニマリズムに反したことなんだと思います。(僕はブログをやっているのでがんがん「ミニマリスト」って言葉を使ってますが笑)

ミニマリストのメリットも、あれはあくまで僕個人の感想。人それぞれ性格は違いますし、ライフスタイルに合う合わないがあるのも当然です。

完璧主義にステレオタイプなミニマリスト的な暮らし(持ち物が100個以下!みたいなやつ)にこだわって窮屈に感じている人は、単純に「全く使ってない物は潔く捨てる」くらいの低いハードルに下げたってOKなんですよ。

ぶっちゃけ、無理して持ち物を捨てたって良いことは起こらないし、捨てる必要性を感じた時だけ捨てればいいのです。

むじゃまる

自分に合った生活のバランスを見つけるのが一番!

まとめ

この記事では、ミニマリストに興味を持っている人に向けて、ミニマリストをやめる理由、ミニマリスト引退を回避するための解決策、ミニマリストのメリットをご紹介しました。

この記事でご紹介した、ミニマリストをやめる理由は以下のとおりです。

ミニマリスト引退を回避するための解決策は以下のとおりです。

ミニマリストのメリットは以下のとおりです。

ミニマリストのメリット3選
  • お金が溜まるようになった
  • 有意義に時間を使えるようになった
  • 人と自分を比べなくなった

過剰なまでにミニマリズムを追求してしまうと、ミニマリストの生活に疲れや不満を感じて辞めてしまうことが分かりました。

「ミニマリスト=極限まで物を減らして簡素な空間で生活する」みたいな間違ったイメージや「捨てなければいけない」みたいな強迫観念に駆られてしまうと、本来メリットも多いミニマルライフを楽しめなくなってしまうようです。

古代ギリシャの偉い人(アリストテレス氏)も「何事もほどほどが一番やで!」と言っていました。きっとその通りなんだろうなぁ、と改めて思います。

この記事を読んだあなたも、やりすぎにはご注意ください。

この記事がミニマリストに興味を持っている人の参考になれば幸いです。

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