ミニマリストが陥りがちな悲惨な末路4選と回避する方法を紹介。

疑問に思う女性

ミニマリストは悲惨な末路を辿るって本当?
もしそうなら回避する方法も知りたい!

この記事ではこのような疑問を持つ人に向けて、ミニマリストが陥りがちな悲惨な末路と、悲惨な末路を回避する方法をご紹介します。

三本

こんにちは、三本です。月8万円の生活費で一人暮らししているミニマリストです。この記事は僕の実体験をもとにしています。

この記事では、以下のことを分かりやすくご紹介しています。

この記事を読んでわかること
  • ミニマリストの悲惨な末路4パターン
  • ミニマリストが悲惨な末路を回避する方法
  • ミニマリストに向いていない人の特徴

ミニマリストに憧れてシンプルな生活を始めた人の中には、悲惨な末路をたどってしまい、元の生活に逆戻りする人も多くいます。

この記事では、ミニマリストはどのような悲惨な末路に行きついてしまうのか、また悲惨な末路を回避するにはどうすればいいのかを、筆者の実体験から考察していきます。

また、あわせて、ミニマリストに向いていない人の特徴も考えてみましたので、ミニマリスト志望の人は参考にしていただけたらと思います。

もしあなたがこれらの特徴に当てはまるようであれば、注意しないと悲惨な末路をたどってしまうかもしれません。

この記事がミニマリストに興味のある人の参考になれば幸いです。

目次

【あるある】ミニマリストの悲惨な末路4パターン

ミニマリストの悲惨な末路

ここでは、ミニマリストが陥りがちな悲惨な末路をご紹介します。

ミニマリズムは傾倒しすぎると悲惨な末路になります。ここでご紹介するものは、僕が実際に体験したものや知り合いの元ミニマリストの人から聞いた話を基にしています。

ここでご紹介する悲惨な末路は以下の4つです。

「思っていたのと違う…」:理想と現実のギャップに打ちのめされる

ミニマリストになる人の多くは、物の少ない洗練されたインテリアや、自称ミニマリストの人が語る「ミニマリストになったら前より生きやすくなった!幸せになった!」といった甘い言葉に釣られてミニマリストになろうとします。

ミニマリストになることで人生が何かしら好転すること、おしゃれで都会的な生き方ができるようになることを望んでいるわけですね。

しかし、実際にその生活を始めると、理想と現実のギャップに打ちのめされることが多々としてあります。

「物を減らそうと思っても捨てられない…」「物を減らしたけどインスタや雑誌で見たようなおしゃれな部屋にならない」「ミニマリストになっても幸せになれない…」

といった不満足感にさいなまれてしまうのです。

理想と現実のギャップに打ちのめされた人の末路
  • いくら物を捨てても満足できず、最終的にはミニマリスト引退宣言をする。おそらく今度は「ゆるミニマリスト」を目指し始める。

理想と現実のギャップに打ちのめされないための対策はこちら

「生活が不便」:必要なものまで捨ててしまう

「ミニマリスト」で有名な人の部屋は、大抵すっからかんで真っ白です。

著作者:rawpixel.com/出典:Freepik

こんな感じ。

このようなシンプルな部屋に憧れてしまったり、強迫的に断捨離にこだわるようになってしまうと悲惨な末路が待っています。

日常生活でも必要な物、あったほうが絶対便利な物まで捨ててしまうからです。

三本

他にも、ミニマリストに影響されすぎて、無理に「私服の制服化」や「湯シャン(シャンプーせずに湯で流すだけ)」「ベッドを捨ててマットレスで寝る」などをやって生活の質を下げてしまっている人をよく見かけるよ!

そうなってしまうと、いざという時に不便な状況に陥ったり、我慢して生活しなければならない羽目になります。

極端な断捨離、ミニマリズムはかえって生活の質を下げてしまうのです。捨てすぎ注意。

生活に必要な物まで捨ててしまった人の末路
  • 生活必需品を捨ててしまい、生活が不便になる。ミニマリストにこだわった結果、我慢しながら生活を送る羽目になる。
  • 「私服の制服化」「湯シャン」といったミニマリストあるあるに影響を受けすぎてしまい、かえって生活の質が落ちる。

必要なものまで捨ててしまわないための対策はこちら

「毎日がつまらない…」:娯楽を全て絶ってしまう

ミニマリズムを徹底しようとするあまり、なぜか趣味や娯楽なども手放してしまう人がいます。

おそらく、「捨てなきゃ!」「断捨離しなきゃ!」とミニマリズムが強迫観念になってしまっていたり、「趣味?娯楽?厳しいって。自分磨きしなきゃ時間の無駄でしょ?」と意識が天にも届かんばかりに高まってしまった結果そのような末路をたどってしまうのでしょう。

しかし、当たり前ですが、このようなタイプのミニマリストさん達は長く持ちません。

なぜなら、毎日の生活が空虚なものになってしまうからです。当然です。

三本

これは節約にも当てはまるよね!

俗世への未練を捨てて修行僧になりたい人は別ですが、ライフスタイルの変化としてミニマリストになりたい人は、趣味や娯楽も楽しむ余裕をキープすることが大事ですね。

娯楽を全て絶ってしまった人の末路
  • 趣味の物まで捨ててしまい、毎日が楽しくなくなる。
  • 趣味や娯楽で息抜きできなくなり、毎日イライラ。ストレスフルな生活になる。

娯楽を全て絶ってしまわないための対策はこちら

「友達減った…」:周りの人に嫌われる

ミニマリストなライフスタイルを追求する過程で、友達や家族と価値観が合わなくなり、孤立してしまうこともあります。

ミニマリストは周りの人比べてシンプルで節制した生活を送ることが多いので、共通した話題が減ってしまう可能性があるからです。

また、もっと最悪なパターンとして、ミニマリストが自分の価値観を押し付けてしまうと、周りの人からウザがられたり、理解を得られなくなってしまいます。

例えば、他の人に「ベッド無くても困らないよ。捨てたほうがいい」「まだテレビなんか持ってんの?」「なにこの部屋?ゴミ屋敷じゃん!」とミニマリストの思想を強要してしまうことです。

こうなったら末期症状です。普通に嫌われます。おそらく今までご紹介してきた「悲惨な末路」の中でも最も悲惨な状況に陥ってしまうでしょう。

『鬼滅の刃』より参照

鬼殺隊最強の悲鳴嶼さんのセリフ。僕はこの人が鬼滅の刃の中で一番好き。戦闘もレスバも鬼殺隊最強です。

三本

「下らぬ観念」はちょっと言いすぎですが、ちょうど良いセリフがこれしか思いつかなかった。

何事においても、自分の考えを他人に押し付けることは良くありません。相手を不快にさせてしまいますし、そんなに相手に期待していたら自分にもストレスがかかります。

自分は自分、他人は他人と割り切って自分とは異なる考え方・価値観を持つ人のことも尊重できるようになることが大事ですね。(僕はこの面がまだまだ未熟です。気を付けます。)

周りの人と意見が合わなくなったミニマリストの末路
  • ミニマリストの価値観や思想を他人に押し付けて、嫌われる。多分孤立する。
  • 価値観が合わなくなり、話す話題がなくなる。

ミニマリストが周りの人に嫌われないための対策はこちら

ミニマリストが悲惨な末路を回避する方法5選

ミニマリスト 悲惨な末路を回避する方法

ここまで散々ミニマリストの悲惨な末路を考察したところで、ここではミニマリストが悲惨な末路を回避する方法をご紹介します。

ここでご紹介する悲惨な末路を回避する方法は以下の5つです。

ミニマリストにならない

そもそも、「ミニマリスト」になることにこだわらなければ、悲惨な末路をたどってしまう心配はありません。

そのため、「ミニマリストになろう!→物を捨てる」ではなく、「身の回りの不要な物を捨てよう!→結果としてミニマリスト的な存在になってた」とった順番がより良いかと思われます。

「自分がミニマリストであるかどうか」を考えることがそもそも不毛なのです。

インスタグラムやブログなどでよく語られるミニマリスト像に無理にこだわる必要はありません。自分に合った、バランスの良い生活を見つけることが、長期的な幸福につながります。

捨てたければ捨てれば良いし、捨てたくないなら別に捨てなくても良い、と僕は思います。

では、なぜ世間のブロガーやインスタグラマーはこぞって自分を「ミニマリスト」と呼ぶの?

そのほうが集客しやすいからです。

「なぜミニマリストになるの?」動機と目的を確認する

「思っていたのと違う…」と理想と現実のギャップに打ちのめされてしまわないための対策は、ミニマリストになる動機と目的をもう一度確認してみることです。

一度内省してみて、それが単なる流行への便乗や他人への憧れであった場合は、ミニマリストになることはおすすめしません。おそらく悲惨な末路をたどってしまうと思います。

もう一度考え直してみたいこと
  • なんで少ない持ち物で暮らしたいと思ったのか?
  • 少ない持ち物で暮らすことは自分の価値観に合っているのか?
  • ミニマリストになって何を手に入れたいのか?
  • そもそも自分はどんな暮らしがしたいのか?

こんなことをもう一度問い直してみることをおすすめします。より明確な動機と目的が見つかれば、あなたは大丈夫!きっと悲惨な末路をたどってしまうことはありません。

憧れるのをやめる

憧れるのをやめましょう。ファーストにゴールドシュミットがいたり、センターを見ればマイク・トラウトがいるし…」

大谷翔平は2023年のWBCの決勝戦前のスピーチでこのようなことを言っていました。多分みんなどこかで聞いたことがあると思います。

三本

トラウトVS大谷の展開はドラマでしたね。この2人の対決はもう二度と見られないかもしれないから、生で見られてよかったです。

「憧れるのをやめる」これは、ミニマリストが悲惨な末路を回避する方法としても有効です。

なぜなら、ミニマリストへの過剰な憧れが悲惨な末路(理想と現実のギャップに打ちのめされる)につながってしまうからです。

おしゃれな部屋の写真をアップしているミニマリストインスタグラマーや雑誌に載っている洗練された部屋の写真に憧れてしまうかもしれません。

しかし、SNSなどで見る洗練されてミニマリストの暮らしが必ずしも自分に合うとは限りません。

ミニマリズムとは、本来誰かと比較するもんじゃないと僕は思います。

「自分にとっての」必要最小限の量を見つけて、過剰な情報と持ち物を避ける。これだけで十分なのです。

「自分にとって」必要最小限の量を知る

「断捨離にこだわり過ぎて生活に必要な物まで捨ててしまい、不便になる」

このような悲惨な末路を避けるためには、自分にとって本当に必要な物の量を理解することが、健全なミニマリストになる鍵です。

三本

他の人が「ミニマリストになるなら持ち物は100個以下じゃないとダメ!」と言おうが関係なし。自分にとっての最適量が大切。

何が自分にとって重要か見極め、いきなり物を減らすのではなく、少しずつ減らして最小限の量を見つけることが大切です。

自分にとっての必要最小限の量を知るコツ
  • 1年以上使っていないものは捨てる:1年以上使っていないものは、基本的にあなたの生活には必要ないものです。まずはそういったものから捨ててみましょう。
  • 断捨離を習慣化する:一朝一夕に自分にとっての必要最小限の量を理解することはできません。そのため、継続的に断捨離を行うことが大事です。
  • 少しずつ断捨離を進める:一気に断捨離しようとすると、勢い余って捨てすぎてしまうこともあるので少しずつ進めることをおすすめします。「自分の部屋→玄関→キッチン」といった感じで場所ごとに分けるのもあり。少しずつ断捨離を進めることで、自分にとってちょうどいい量が分かってきます。
  • 自分の感覚に頼る:「これがあったら快適に過ごせる」「この物がないと不便」といった直感に頼ることも大切です。

自分の価値観を他人に押し付けない

ミニマリストが周りに嫌われないようにするには、ミニマリストとしての価値観を他人に押し付けないことが重要です。

自分にとって心地良い生活が、他人にとっても最適とは限りません。

家族や友達に自分のライフスタイルを強制せず、互いの価値観を尊重することが嫌われないコツです。

家族や友人であっても、相手の持ち物を勝手に捨てたり、捨てるよう強要したりしないようにしましょう。

ミニマリストに向いていない人の特徴

ここでは、ミニマリストになろうとしても上手くいかない人の特徴をご紹介します。

これらの特徴に当てはまる人は上記の悲惨な末路をたどってしまう可能性があるので注意してください。

ここでご紹介するミニマリストに向いていない人の特徴3選は以下のとおりです。

関連記事:【ミニマリストやめました】ミニマリストに限界が来る5つの理由と解決策

完璧主義な人

完璧主義は、ミニマリストに向いていない性格だと思います。

その理由は、ミニマリスト生活にも常に完璧を求めてしまうからです。おそらく断捨離にも並々ならぬこだわりを持つことでしょう。

その結果、上記の「生活に必要な物まで捨ててしまい、生活が不便になる」という悲惨な末路をたどってしまうかもしれません。

また、少し散らかったりしてもイライラして、かえって生活の質が落ちてしまうかもしれませんね。

困惑する男性

完璧主義な人はどうすればいい?

三本

行き過ぎた断捨離に走らないように、「自分にとって必要最小限の量を知る」ことが大事だよ!

周りの意見に流されやすい人

周りの意見に流されやすい人は、ミニマリストになっても悲惨な末路をたどってしまうかもしれません。

なぜなら、他のミニマリストのライフスタイルをそのまま真似したり、持ち物や持ち物の数を基準にしてしまうからです。

周りのライフスタイルや意見に基づいてミニマリズムを実践しようとするため、おそらく理想と現実のギャップに打ちのめされてすぐに飽きてしまうことでしょう。

また、他にも、ミニマリストに対するマイナスな意見に影響されて心が折れてしまうかもしれません。

困惑する女性

周りの意見に流されやすい人はどうすればいい?

自分と他人を比較しがちな人

自分と他人を比較しがちな人も、悲惨な末路をたどってしまうかもしれません。

自分と他人を比較しがちな人は、他のミニマリストと持ち物の数や部屋・持ち物の洗練度を比較してミニマリストとしての優劣をつけようとしがちです。

しかし、そのようにミニマリズムを実践していると、持ち物を減らしすぎてしまったり、反対に不要な物まで買ってしまう可能性があります。

ミニマリズムはあくまで「自分にとっての最小限の量まで物を減らす」ライフスタイルです。比較しがちな人は注意してください。

まとめ

この記事では、ミニマリストに興味を持っている人に向けて、ミニマリストが陥りがちな悲惨な末路と、ミニマリストが悲惨な末路を回避する方法ミニマリストに向いていない人の特徴をご紹介しました。

この記事でご紹介した、ミニマリストの悲惨な末路は以下のとおりです。

続いて、悲惨な末路を回避する方法は以下のとおりです。

ミニマリストに向いていない人の特徴は以下のとおりです。

ミニマリストには向いていない性格特徴があったりしますが、結局のところ、ミニマリズムで生活の質が向上するか悲惨な末路をたどるかどうかは自分次第です。

自分の価値観をじっくり吟味してミニマリズムを実践できれば、悲惨な末路を回避することは可能です。

もしあなたがミニマリストに興味をお持ちであれば、ノリや憧れではなく、しっかりした動機と目的をもってミニマルライフを始めることをおすすめします。

この記事がミニマリストに興味を持っている人の役に立てれば幸いです。

あわせて読みたい関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次