大学生が読書しまくった結果|年間100冊読んで感じた読書のメリット7選

悩む人
悩む人

大学生です。平凡な人生で、毎日なんとなく不完全燃焼です。そこで、現状を変えるために前から興味のあった読書を始めてみたいのですが、読書に効果はありますか?また、習慣化のコツや安く読む方法もあわせて知りたいです。

今回はこのような疑問を解決します。

  • 記事の内容
  • 年間100冊読んで感じた読書をするメリット
  • 年間100冊読んで感じた読書をするデメリット
  • 読書を習慣化させるコツ4選
  • 読書をする際の注意点
  • 本を安く読む方法
  • この記事を書いた人

三本京

  • 現役大学生
  • 年間100冊以上読む読書家
  • 好きな本のジャンルはアメリカ文学

この記事を書いている僕は現役の大学生です。高校生の頃から読書にハマり、それ以降、年間100冊以上の本を読んでいます。

大学生で、今の人生を変えたくて読書を始める人は結構多いと思います。しかし、効果があるのか疑問だったり、なかなか読書の習慣が身につかず悩んでいる方もいるはずです。

そこで、この記事では、大学生が年間100冊読んで感じた読書のメリット・デメリットや、習慣化させるコツ読書をする際の注意点本を安く読む方法をご紹介します。

高校生になるまで本をほとんど読んだことなく、「本を読む人ってなんかかっこいい」という下賤な動機で読書を始めた僕ですが、今では割と冗談抜きに「本に人生救われたな…」と思っているので、この記事がだれかの一冊目につながれば幸いでーす。

目次

1.年間100冊読んで感じた読書のメリット

1-1.簡単に自分の成長を感じられる

普段の生活のなかで、明確に成長を実感できる機会ってあまりないと思いますが、読書では割と簡単に自分の成長を実感できます

なぜなら、読書を続けていると、知識の蓄積や読解力の向上が目に見えて分かるからです。

知識や読解力の向上を感じるタイミングは以下の2つ。

  1. 以前読んで、「難しくてよく分かんないな…」と思っていた小説を読み返してみると、苦も無く物語を楽しめるようになっていた時。
  2. 本を読み進める中で以前読んだ本の内容との関連性がみつかり、「そういうことか!」と理解が深まる時。

さらに、このようにして感じる「成長している感」は日常の中に得も言えない満足感をもたらしてくれます。

三本
三本

言葉にするのは難しいですが、「あ、俺ちゃんと人生してるわ」みたいな感じ笑

1-2.物事を深く考える習慣が身につく

僕が感じた2つ目のメリットは、読書をしていると、物事を深く考える習慣が身につくことです。

具体例を出すと、以下のとおり。

インスタで加工しまくってる自撮り投稿を見たとき

  • 本を読む前:承認欲求キモっ。なんでそんなに自分がかわいいんだよ。(相手がどう考えているか慮ることを放棄している)
  • 本を読み始めてから:もしかしたら、この人の承認欲や過剰な加工も自信のなさや自尊心の欠如から来るのかもしれない。そう考えると抱えている不安は僕とそんなに変わらないのではないか…うんたらかんたら。(とりあえずあっているかは別として、相手の立場に立って考えようとする)
三本
三本

読書をするようになって、相手の立場に立って物ごとを考えられるようになったり、今までとは別の視点で深く思考できるようになりました。

おそらく、そのように深く考えるようになる理由は以下2つ。

  • 本を読むことで、知識量、語彙が増えて、思考力が増すから。
  • 読書をする過程で、難易度の高い本を読んだり、本の内容について思いを巡らせるため、自然と思考習慣がつくから。

人間関係のこと、自分のこと、生きている意味みたいな哲学的テーマなど。普段からいろいろ考えるようになるので、自分や周りの人達の理解度も格段に上がります

1-3.行動力が上がる

読書をするようになって僕は行動力が上がりました。

読書をする前、僕は無気力、怠惰、自分に甘いの3拍子で、三日坊主の常連でした。

しかし、本を読むようになってからは、新しいことにチャレンジしたり、始めたこと継続することに抵抗感がなくなりました。

その理由はおそらく2つあって、

  • 物事を深く考えるようになり、自分の理解度が上がったことで、自分の価値観を見つけられたから。
  • 本の書き手の人生経験や考え方が生き方の参考になるから。

1-4.自分の価値観をみつけられた

僕は、読書をとおして、不要な強迫観念や一般的価値観から抜け出して、自分の価値観を見いだせるようになりました。

どのように変わったかの具体例は以下のとおりです。

  • 読書前:いっぱい勉強していい大学に入って、大企業に入って、結婚して、家庭を持たなければならない。なぜならそれが普通だから。
  • 読書後:待て。いい大学に入って、結婚して家庭をもたなくても生きていけるし、僕が望む人生はそんなのではないな。
三本
三本

「~しなくてはならない」みたいな思考を取っ払ったので、以前と比べて生き辛さが減りましたね。

1-5.ストレス耐性が高くなる

読書をまだしていなかったころ、僕のメンタルは本当にクソ雑魚でした。

ですが、本を通して、心理学の知識や多くの書き手の人生経験を学んだことで、嫌なことがあった時の切り替えが速くなりました。以前と比べてくよくよする時間が減った感じですね。(それでも元が雑魚なのでいまだに平均以下のメンタル強度だと思いますが…)

三本
三本

ネガティブ思考の堂々巡りが減りました。

1-6.一人の時間をつくれる

これは人によるかもしれませんが、一人の時間をつくれるのは読書のメリットの1つだと思います。

読書のような自発的な孤独には、自己効力感、幸福感を向上させる効果があります。また、自己成長を感じる良い機会になるので、一人の時間って案外大事だったりします。

(孤独がもたらすメリットについては、この記事を参考にしています。孤独もうまく使えばメリットだらけなのでは?みたいな趣旨の記事です)

三本
三本

忙しい日々の中で、「充電」の時間がもたらすメリットは大きいです。

1-7.趣味を聞かれたときにちょっとドヤ顔できる

くそほどしょうもないですが、趣味を聞かれたときに「読書」と言っておけば、知的な感じがアピールできます。うざがられないほどにアピールしておけば、自己満足になっていいのではないでしょうか。

三本
三本

中身が伴っていなければ意味がないんですけどね笑

2.年間100冊読んで感じた読書のデメリット

2-1.意外とお金がかかる

読書は意外とお金がかかります。

1冊の値段が平均1000円とすると、それを月に10冊読むと10000円になります。

これならまだましに思えますが、文庫本でもない限り、本は1000円を優に超えてきます。読む本を新刊ばかりで取り揃えていたら、月20000円くらいかかってしまいます。

解決策

  • 本を安く読む方法を知りたい」という方は、「」の記事で個人的にオススメな読書代節約法をまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。

2-2.時間がないとできない

本を一冊読み終えるのにも、結構時間がかかります。

僕は読むスピードが非常に遅いので、真面目に読んでいたら300ページの本一冊当たりにつき、5・6時間くらいかかってしまします。

忙しい大学生に、このくらいのまとまった時間の確保はなかなか難しいですよね。

解決策

忙しくて読む時間が取れない人は、スキマ時間を活用しましょう!

  • 朝起きてから学校に出発するまでの時間
  • 通学中
  • 空きコマ
  • 歯を磨いているとき
  • お風呂に入っているとき

上記のような隙間時間を活用すれば、一日でもかなりの時間を確保できます。

2-3.効果をすぐ感じられない

前述の読書効果は、一冊読んだくらいでは実感できません。

なぜなら、読書によって得られる効果はすべて、長期的な読書週間によって形成されるものだからです。

読書効果ばかり気にするのではなく、純粋に目の前の本を読み続けていると、必ず「あ、読書してきてよかったな」と思える瞬間がやってきます。

三本
三本

即効性を期待せず、一冊一冊を楽しむのが一番ですよー。

2-4.「時間無駄にした…」と思う本もある

残念ですが、全ての本が面白いわけではありませんし、有益なわけでもありません。(個人的には、読書のデメリットの中で最も大きいのはこれかな、と思います。)

チェンソーマン39話「きっと泣く」より引用

マキマさんほど低確率なわけではないですが、僕も読んでいて「うわ~、これ時間の無駄だったわ」と思う本に時々出くわします。

三本
三本

ちなみに、マキマさんとは、「私も十本に一本くらいしか…」と言っている、画像の女性。『チェンソーマン』という漫画の登場人物です。

しかし、マキマさんの言うとおり、数ある本の中から巡り合った一冊が、人生を変えてくれることだってあります。(マキマさんは映画の子を言っていますが)

ですから、僕はそういった本が存在する限り、読書のメリットは費やした時間に余りあると思います。

解決策

なるべくハズレの本を読まないようにするための対策法も、この記事の後半で紹介しています。気になる方はぜひ!

3.読書を習慣化させるコツ4選

3-1.読書する目的と目標を決める

「よし、読書はじめるぞ!」となった時、それを習慣化するために最も必要なものは目標です。

なぜなら、良い習慣を形成には、ある目標に向かって特定の状況下で同じ行動を繰り返す必要があるからです。

ここで目標の例を2つのパターンに分けて挙げると…

  • 「1か月で5冊本を読むぞ!」
  • 「毎日30分でいいから本を読もう!」
  • 「読書を通して語彙力を上げる」
  • 「読書をして○○に関する知識を得る」といった到達目標を設定する。

このように、自分のモチベーションが維持しやすそうな目標を決めておくと習慣化につながりやすいです。

三本
三本

ちなみに、僕は「毎日少しでもいいから読書をする」に設定しています。目標のハードルを上げ過ぎないことをオススメします。

3-2.読書する時間を決める

読書をする時間を決めておくと、読書週間が続きやすいです。

時間の決め方にも2パターンあって、

  1. 「○時○○分~△時△△分」みたいに、厳密な時間を決めておくパターン
  2. 「夜ご飯食べたら読書する」みたいに、行動のきっかけを決めておくパターン

この2つがあります。これはそれぞれ好きなやり方で決めてもらえればと思います。

三本
三本

個人的にはパターン2の、きっかけ型がオススメです。タイムスケジュールはその日によって違いますし、行動の流れを決めておいた方がスムーズに読書を始められるからです。

大学生にオススメの読書時間

  1. 寝る前
  2. 朝起きてすぐ
  3. 通学中
  4. 空きコマ中

3-3.難しすぎる本、面白くない本は読まない

「面白くないなー」「訳分かんねー」と思いながら読書を続けていると、続けるモチベーションが下がってしまいます。

ですから僕は、2時間くらい読んでみて、それでもなお「ダメだ」と思う本は、それ以上読み進めないようにしています。

その後の行動は以下の2パターンに分かれます。

  1. 難しすぎる場合自分の読解力が不足している、あるいは今の精神状態や考え方がその作品に合わないだけの可能性がある。そのため、捨てたり売ったりせず、とりあえず途中辞めのまま保管しておく。後日もう一度読んでみようと思ったらもう一度手に取ってみて、それでもダメだと思ったらいったん売る。
  2. 面白くない場合書いてある内容が薄っぺらいか、単に役に立たない、論理的に無理のある内容であることが多い。メルカリで売る。(メルカリで物を売ってお金を稼いでみたい人はこの記事もチェックしてみてください)
三本
三本

無理して最後まで読む必要ないですよー。

3-4.読みたい本を何冊かストックする

読みたい本を何冊かストックしておくと、読書習慣が続きやすくなります。

三本
三本

僕は常に3冊くらい読みたい本をストックしています。

その理由は2つあります。

  • その時の気分に応じて読む本を変えられるから
  • 読んでいる本が詰まらなかったときに本を変えられるから

1冊の本を集中して読んでいると、次読む本までに何日か開いてしまう可能性があるので、本のストックはおススメです。

4.読書をする際の注意点

4-1.自己啓発本、ビジネス書ばかり読まない

大学生にありがちな、「自己啓発本」「ビジネス書」ばかり読むケースは個人的に避けた方がいいのかなと思います。

もちろん、僕もビジネス書はよく読みますし、自己啓発本もたまに読みます。悪いといっているわけではありません。

しかし、何事も続けるうえでは「楽しさが鍵になります

受験でも、無双してた人たちってやっぱり目標とかモチベとかそれ以前に「勉強が好き、楽しい」って人が多いじゃないですか。やはり好きこそものの上手なれだと僕は思うのですよ。

ですから、得られる効果や学びを抜きにした、純粋な娯楽としての読書」が、読書を続けるうえでは欠かせなのです。

そんな感じで、結論、僕は読書をするなら小説を読まなきゃもったいない!と思っています。

三本
三本

まあ、これはゴリゴリの主観で、「俺は自己啓発本やビジネス書読んでるだけで超楽しいぜ!」という人もいるでしょうね。そういう人はこのトピックは無視してくださいな。

4-2.読む速度と量は人と比べない

読むスピードなんて気にしない。これはマジで大事。

巷には速読によってとんでもない速さで本を読む人がたくさんいます。僕を含め遅読家は「羨ましいなー」「頭いい人は本を読むスピードも速いのかなー」とか思っちゃいます。

しかし、僕は「もう本を読むスピードなんてどうでもいいわ」という結論に達しました。(とはいえ速読ができる人は羨ましいですが笑)

確かに、速く読めた方がその分大量に読めますから、時間対効果は優れています。

しかし、読むスピード、もとより情報の処理速度には人それぞれ適正な速度というものがあるので、無理して速読法なんて身に着けようと頑張ったところで結局読解の質が落ちるだけです。

じっくりと自分のペースで読んだ方が定着する知識も多いですし、何より、気負わず楽しむことが何よりも大事ですよ

三本
三本

楽しむのが一番。

5.本を安く読む方法

5-1.読書をするなら図書館かKindle。

本を読みまくりたい大学生が使うべきは…

  1. 図書館
  2. Kindle unlimited

まずはこの2つを活用して読書を始めてみることをオススメします。

図書館とKindleunlimited。これらに共通する利点は、新品の本を購入する場合と比べて、読書費用が格段に抑えられるところです。(図書館は無料で、Kindleunlimitedは月々980円)

  • 本に一円もかけたくない人図書館メイン
  • 外出中本を読むことが多い人Kindle unlimitedメイン(Kindleならスマホで読書ができます)

こんな感じで使い分けるといいと思います。

なお、「Kindle unlimited」では、初めてご利用の方は30日間の無料体験があるので、その期間中は無料で本を読みまくれます。

Kindle unlimitedへの登録はこちらから。

図書館やKindle unlimitedのさらなる利点や、活用術が知りたい方、他にもどんな読書代の節約方法があるのか気になる方は、こちらの記事もチェックしてみてください。

まとめ

これまで読書をしてきた経験から、大学生が読書をするメリットや、習慣化のコツ、注意点、本を安く読む方法をまとめました。

慣れない連続した活字に、最初はめまいがするかもしれませんが、自分のペースでまったりと読書を楽しんでいただければと思います。

コツコツと続けていると、いつしか本はあなたにとって欠かせない相棒なっているはずです。

この記事が皆さんの一冊につながれば幸いでーす。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次