大学生です。毎日が平凡でなんとなく不完全燃焼です。そこで、現状を変えるために前から興味のあった読書を始めたいんですが、読書に効果はありますか?また、習慣化のコツや安く読む方法も併せて知りたいです。
今回はこのような疑問を解決します。
- 年間100冊読んで感じた読書をするメリット
- 年間100冊読んで感じた読書をするデメリット
- 読書を習慣化させるコツ4選
- 読書をする際の注意点
- 本を安く読む方法
大学生で、今の人生を変えたくて読書を始める人は結構多いと思います。しかし、効果があるのか疑問だったり、なかなか読書の習慣が身につかず悩んでいる方もいるはずです。
そこで、この記事では、大学生が年間100冊読んで感じた読書のメリット・デメリットや、習慣化させるコツ、読書をする際の注意点、本を安く読む方法をご紹介します。
高校生になるまで本をほとんど読んだことなく、「本を読む人ってなんかかっこいい」という下賤な動機で読書を始めた僕ですが、今では割と冗談抜きに「本に人生救われたな…」と思っているので、この記事がだれかの一冊目につながれば幸いでーす。
1.年間100冊読んで感じた読書のメリット
1-1.簡単に自分の成長を感じられる
普段の生活のなかで、明確に成長を実感できる機会ってあまりないと思いますが、読書では割と簡単に自分の成長を実感できます。
なぜなら、読書を続けていると、知識の蓄積や読解力の向上が目に見えて分かるからです。
知識や読解力の向上を感じるタイミングは以下の2つ。
- 以前読んで、「難しくてよく分かんないな…」と思っていた小説を読み返してみると、苦も無く物語を楽しめるようになっていた時。
- 本を読み進める中で以前読んだ本の内容との関連性がみつかり、「そういうことか!」と理解が深まる時。
さらに、このようにして感じる「成長している感」は日常の中に得も言えない満足感をもたらしてくれます。
言葉にするのは難しいですが、「俺今まっとうに生きてるな~」みたいな充実感があります笑
1-2.相手を思いやるゆとりが身につく
僕が感じた2つ目のメリットは、読書をしていると、自分以外の人の立場に立って考えられるようになることです。
具体例を出すと、以下のとおり。
インスタで加工しまくってる自撮り投稿を見たとき
- 本を読む前:「承認欲求キモっ。なんでそんなに自分がかわいいんだよ」(主観的にしか物事を考えられない)
- 本を読み始めてから:「僕はよく分からないけど、周りの人により良く認められるように頑張ってるんだなぁ」(理解できるできないは置いといて、とりあえず相手の気持ちも想像してみる)
おそらく、そのように深く考えるようになる理由は以下2つ。
人間関係のこと、自分のこと、生きている意味みたいな哲学的テーマなど。普段からいろいろ考えるようになるので、自分や周りの人達の理解度も格段に上がります。
1-3.行動力が上がる
読書をするようになって僕は行動力が上がりました。
読書をする前、僕は無気力、怠惰、自分に甘いの3拍子で、三日坊主の常連でした。
しかし、本を読むようになってからは、新しいことにチャレンジしたり、始めたこと継続することに抵抗感がなくなりました。
その理由はおそらく2つあって、
1-4.自分の価値観をみつけられた
僕は、読書をとおして、不要な強迫観念や一般的価値観から抜け出して、自分の価値観を見いだせるようになりました。
「~しなければならない」みたいな強迫観念をいくらか取っ払えたので、以前と比べて生きづらさが軽減しましたね。
1-5.ストレス耐性が高くなる
読書をまだしていなかったころ、僕のメンタルは本当にクソ雑魚でした。
ですが、本を通して、心理学の知識や多くの書き手の人生経験を学んだことで、嫌なことがあった時の切り替えが速くなりました。以前と比べてくよくよする時間が減った感じですね。
昔からずっと止められなかった、寝る前の一人反省会が減りました。
1-6.一人の時間をつくれる
これは人によるかもしれませんが、一人の時間をつくれるのは読書のメリットの1つだと思います。
読書のような自発的な孤独には、自己効力感、幸福感を向上させる効果があります。また、自己成長を感じる良い機会になるので、一人の時間って案外大事だったりします。
(孤独がもたらすメリットについては、この記事を参考にしています。孤独もうまく使えばメリットだらけなのでは?みたいな趣旨の記事です)
1-7.趣味を聞かれたときにちょっとドヤ顔できる
くそほどしょうもないですが、趣味を聞かれたときに「読書」と言っておけば、知的な感じがアピールできます。うざがられないほどにアピールしておけば、自己満足になっていいのではないでしょうか。
趣味なんだから自己満足でOK!
2.年間100冊読んで感じた読書のデメリット
2-1.意外とお金がかかる
読書は意外とお金がかかります。
1冊の値段が平均1000円とすると、それを月に10冊読むと10000円になります。
これならまだましに思えますが、文庫本でもない限り、本は1000円を優に超えてきます。読む本を新刊ばかりで取り揃えていたら、月20000円くらいかかってしまいます。
たかが2万円といえど(僕は言えない)、これが毎月積み重なってくるとなると、かなりの痛手になります。
ちなみに、本を安く読む方法はこの記事の後半で解説していますので、そちらをチェックしてみてください。
2-2.時間がないとできない
本を一冊読み終えるのにも、結構時間がかかります。
僕は読むスピードが非常に遅いので、真面目に読んでいたら300ページの本一冊当たりにつき、5・6時間くらいかかってしまします。
忙しい大学生に、このくらいのまとまった時間の確保はなかなか難しいですよね。
解決策
忙しくて読む時間が取れない人は、スキマ時間を活用しましょう!
- 朝起きてから学校に出発するまでの時間
- 通学中
- 空きコマ
- 歯を磨いているとき
- お風呂に入っているとき
上記のような隙間時間を活用すれば、一日でもかなりの時間を確保できます。
2-3.効果をすぐ感じられない
前述の読書効果は、一冊読んだくらいでは実感できません。
なぜなら、読書によって得られる効果はすべて、長期的な読書週間によって形成されるものだからです。
読書効果ばかり気にするのではなく、純粋に目の前の本を読み続けていると、必ず「あ、読書してきてよかったな」と思える瞬間がやってきます。
即効性を期待せず、一冊一冊を楽しむのが一番ですよー。
2-4.すべての本が面白いわけではない
残念ですが、全ての本が面白いわけではありませんし、有益なわけでもありません。(個人的には、読書のデメリットの中で最も大きいのはこれかな、と思います。)
チェンソーマン39話「きっと泣く」より引用
マキマさんの場合は映画ですが、僕も本当に面白い・役に立つと思える本に出会う確率は10分の1くらいだと思います。(※マキマさん=画像の女性)
しかし、彼女の言うとおり、数ある本の中から巡り合った一冊が、人生を変えてくれることだってあります。
ですから、僕はそういった本が存在する限り、読書のメリットは費やした時間に余りあると思います。
3.読書を習慣化させるコツ4選
3-1.読書する目的と目標を決める
「よし、読書はじめるぞ!」となった時、それを習慣化するために最も必要なものは目標です。
なぜなら、良い習慣を形成には、ある目標に向かって特定の状況下で同じ行動を繰り返す必要があるからです。
ここで目標の例を2つのパターンに分けて挙げると…
- 「1か月で5冊本を読むぞ!」
- 「毎日30分でいいから本を読もう!」
- 「読書を通して語彙力を上げる」
- 「読書をして○○に関する知識を得る」といった到達目標を設定する。
このように、自分のモチベーションが維持しやすそうな目標を決めておくと習慣化につながりやすいです。
ちなみに、僕は「毎日少しでもいいから読書する」を目標にしています。目標は自分にとって負担にならない程度の難易度に設定することをおすすめします。
3-2.読書する時間を決める
読書をする時間を決めておくと、読書週間が続きやすいです。
時間の決め方にも2パターンあって、
- 「○時○○分~△時△△分」みたいに、厳密な時間を決めておくパターン
- 「夜ご飯食べたら読書する」みたいに、行動のきっかけを決めておくパターン
この2つがあります。これはそれぞれ好きなやり方で決めてもらえればと思います。
大学生にオススメの読書時間
- 寝る前
- 朝起きてすぐ
- 通学中
- 空きコマ中
3-3.難しすぎる本、面白くない本は読まない
「面白くないなー」「訳分かんねー」と思いながら読書を続けていると、続けるモチベーションが下がってしまいます。
ですから僕は、2時間くらい読んでみて、それでもなお「ダメだ」と思う本は、それ以上読み進めないようにしています。
その後の行動は以下の2パターンに分かれます。
- 難しすぎる場合:自分の読解力が不足している、あるいは今の精神状態や考え方がその作品に合わないだけの可能性がある。そのため、捨てたり売ったりせず、とりあえず途中辞めのまま保管しておく。後日もう一度読んでみようと思ったらもう一度手に取ってみて、それでもダメだと思ったらいったん売る。
- 面白くない場合:書いてある内容が薄っぺらいか、単に役に立たない、論理的に無理のある内容であることが多い。メルカリで売る。(メルカリで物を売ってお金を稼いでみたい人はこの記事もチェックしてみてください)
無理して最後まで読まなくてもOK。
3-4.読みたい本を何冊かストックする
読みたい本を何冊かストックしておくと、読書習慣が続きやすくなります。
僕は常に3冊くらい読みたい本を手元にストックしています。
その理由は2つあります。
- その時の気分に応じて読む本を変えられるから
- 読んでいる本がつまらなかったときに本を変えられるから
1冊の本を集中して読んでいると、次読む本までに何日か開いてしまう可能性があるので、本のストックはおススメです。
4.読書をする際の注意点
4-1.自己啓発本、ビジネス書ばかり読まない
大学生にありがちな、「自己啓発本」「ビジネス書」ばかり読むケースは個人的に避けた方がいいのかなと思います。
もちろん、僕もビジネス書はよく読みますし、自己啓発本もたまに読みます。悪いといっているわけではありません。
しかし、何事も続けるうえでは「楽しさ」が鍵になります。
ですから、小説を読むときのような「得られる効果や学びを抜きにした、純粋な娯楽としての読書の時間」もあったほうが、読書を続けるモチベーションが保たれやすいです。
そんな感じで、結論、僕は読書をするなら小説も読むことをおすすめしています。
※あくまで主観です。「小説以外の読書だけで十分楽しいよ!」という人は無視してください
4-2.読む速度と量は人と比べない
読むスピードなんて気にしない。これはマジで大事。
巷には速読によってとんでもない速さで本を読む人がたくさんいます。僕を含め遅読家は「羨ましいなー」「頭いい人は本を読むスピードも速いのかなー」とか思っちゃいます。
しかし、僕は「もう本を読むスピードなんてどうでもいいわ」という結論に達しました。(とはいえ速読ができる人は羨ましいですが笑)
確かに、速く読めた方がその分大量に読めますから、時間対効果は優れています。
しかし、読むスピード、もとより情報の処理速度には人それぞれ適正な速度というものがあるので、無理して速読法なんて身に着けようと頑張ったところで結局読解の質が落ちるだけです。
じっくりと自分のペースで読んだ方が定着する知識も多いですし、何より、気負わず楽しむことが何よりも大事ですよ。
5.本を安く読む方法
5-1.読書をするなら図書館かKindle。
本を読みまくりたい大学生が使うべきは…
- 図書館
- Kindle unlimited
まずはこの2つを活用して読書を始めてみることをオススメします。
図書館とKindleunlimited。これらに共通する利点は、新品の本を購入する場合と比べて、読書費用が格段に抑えられるところです。(図書館は無料で、Kindleunlimitedは月々980円)
こんな感じで使い分けるといいと思います。
なお、「Kindle unlimited」では、初めてご利用の方は30日間の無料体験があるので、その期間中は無料で本を読みまくれます。
Kindle unlimitedへの登録はこちらから。
まとめ
これまで読書をしてきた経験から、大学生が読書をするメリットや、習慣化のコツ、注意点、本を安く読む方法をまとめました。
慣れない連続した活字に、最初はめまいがするかもしれませんが、自分のペースでまったりと読書を楽しんでいただければと思います。
コツコツと続けていると、いつしか本はあなたにとって欠かせない相棒なっているはずです。
この記事が皆さんの一冊につながれば幸いでーす。