本を買うのってもったいないでしょうか?
私は読書が趣味でよく本を買うのですが、最近、本代がもったいないと感じるようになりました。そこで、本代を節約する方法があれば知りたいです。
今回はこのような疑問に答えます。
- 本を買って読むのは無駄である4つの理由
- 賢い読書代の節約法①:本の買い過ぎを防ぐ
- 賢い読書代の節約法②:安く本が読める方法4選
- 読書に関する疑問まとめ
「本を買うのって、無駄遣い…?」
読書家であれば、だれもがそのような疑問を抱いたことがあると思います。
そこで、今回の記事では、「本を買うのって無駄遣いじゃない?」という個人的意見と、その解決策としての「本の買い過ぎを防ぐ方法」、「安く本が読める方法」を、年間100冊ほど読んでいる本の虫の僕がご紹介します。
また、記事の後半では、読書のメリットや読むスピードといった、誰もが不安に思う読書の疑問点にもお答えしています。
この記事が読書家さんの参考になれば幸いでーす。
1.本を買って読むのが「無駄」である4つの理由
「本を買って読書をするのってお金がもったいないかも…」
本を読み始めた当初は読みたい本はすべて買って読書していた僕ですが、ここ数か月そのように考えるようになりました。
ここでは「本を買うことは無駄である理由」を4つご紹介します。
1-1.すべての本が面白いわけではないから
まず一つ目の理由がこれ。
どんなに読書好きであっても、全ての本を楽しめるわけではありません。
中には「あ、これ時間の無駄だったな~」と思える本も存在します。
しかし、その本がお金を出すだけの価値のある本かどうかは一度読んでみないとわかりません。
そのため、その本を初めて読む場合、できれば買って読む以外の方法で、買うべきかどうか吟味したいところです。
1-2.買っても読まない本があるから
あなたは、買った本をぜんぶ読んでいますか?
「またいつか読もう」なんて読むのを先延ばしにしたまま、結局読まずに本棚や部屋の端の方で眠らせている本が一冊くらいあるのではないでしょうか。
先ほどの「買って読んだら面白くなかった問題」もショックは大きいですが、この「本の買いすぎ問題」は、よりもったいないです。
このような本の買いすぎが、本を買うのが無駄遣いである最大の理由だと僕は思います。
このような「本の買いすぎ」を防ぐ方法は次のパート「2.賢い読書代の節約法①:本の買い過ぎを防ぐ」で解説していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
1-3.ほとんどの本は再読の頻度が低いから
読書をしていても、「また読み返したい」「心の底から感動した」「人生を変えられた」と思うような本にはなかなか巡り合えないものです。
そのため、大半の人は、読んだ本のほとんどに、二度と手を付けません。
買った本を再読する頻度が低い人は、本を買うのは無駄であると言えるでしょう。
1-4.電子書籍などの代替手段の方がお得だから
図書館やKindle unlimitedなどの本のサブスクが充実しているので、そもそも、新品の本を毎回買う必要性が低いです。
新品の本を買うより、それらの代替手段を活用した方が安いですし。
図書館なら期限付きだけど無料で本が読み放題、Kindle unlimitedなら月々980円で200万冊以上読み放題ですよ~。
また、そのような、本を買って読む以外の代替手段は、記事の後半「3.賢い読書代の節約法②:安く本が読める方法4選」でご紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
2.賢い読書代の節約法①:本の買い過ぎを防ぐ
本を買って読むのは無駄になると思います。では、どうやって本を読めばいいのでしょうか?
ここからは、このような疑問を抱えている方にむけて、賢い本の読み方を、僕が実際に試して効果があったものの中からご紹介します。
まずは、「本の買い過ぎを防ぐ」から解説していきます。
2-1.本から得たいものは何か考える
買いたいと思った本があったら、まずは自分がその本に何を求めているのかを考えてみてください。
その時、その本から得たいものが明確にならず、「何となく欲しいと思っている」場合は、その本を買うのは止めておいた方がいいでしょう。
他にも、その本を買うのを止めた方がいい購入動機は以下のとおり。
- 「こんな知性を感じる本を自分は持っている!」という満足感を得たい
- お金を使う快感を得たい
- 本棚を人に見られた時、「たくさん本を読む人だ」と思われたい
- 本を収集することで自己満足したい
上記のような理由から本を買おうとしているときは、一度買うのを我慢してみると、時間が経つにつれ「やっぱりあの本はいらなかったな」と思うことが多いです。
2-2.少しだけ立ち読みしてみる
僕は、後々紹介するのですが、基本的に一度も読んだことのない本は借りるようにしています。
しかし、一度も読んだことのない本を買う場合は、必ず立ち読みしてから買うか決めています。
どこまで読むかは人それぞれですが、以下のようにルールを決めておくといいと思います。
- 目次に目を通す
- 一章だけ読んでみる
- 本の気になる部分に目を通してみる
- 買うかどうか決める!
立ち読みしてみると、「案外大したこと書いてないな…」「ここは買ってじっくり読みたいな」というのが分かるのでオススメです。
2-3.読書代に充てる予算を決めておく
1か月の読書予算を事前に決めておくと、本の買いすぎを防ぐことができます。
これは本以外にも言えることですが、一度家計簿アプリなどを使って自分が何にどのくらいお金を使っているのか把握して、予算を立てておくのは節約の基本です。(ちなみに、僕は家計簿アプリとしてマネーフォワードを使っています。無料でも支出管理や口座連携などの多くの機能を使えて便利です。)
買い過ぎ癖のある人がただ闇雲に「本を買わないようにする」ようにしていても、必ずどこかで限界が来ます。
ですが、予算を決める方法なら自分へのご褒美として予算内なら本を買うことができるので、我慢の限界を迎える可能性は低くなります。
最初は、「これくらいならいけるっしょ!」と思えるゆるめの予算で始めるのがオススメ。ゆるめの条件ならストレスなく始められます。
2-4.一回目は借りて読む
僕は基本的に、初めて読む本はできる限り借りて読むようにしています。
理由は、本を買って読むのは無駄である理由でも挙げたように、「必ずしも面白いとは限らないから」です。
初めて読む本はとりあえず借りて読むようにすれば、買う前に「面白い・面白くない」の判断ができるのでオススメです。
次のパートでもご紹介していますが、本を借りて読む方法は2つあります。
- 図書館で借りて読む(無料、返却期限あり、書き込み×、蔵書数:おおむねどんな本もある)
- Kindle unlimitedで読む(月額980円、返却期限なし、書き込み○、蔵書数:200万冊)
すべての本が図書館や電子書籍で手に入るわけではないですが、なるべく「初めて読む本は借りてみる」を心がけてみるといいのではないでしょうか。
3.賢い読書代の節約法②:安く本が読める方法4選
ここでは、僕が本を入手するときに心がけている「安く本を読む方法」をご紹介していきます。
3-1.【最強①】図書館で借りる
問答無用で、最強は「図書館」です。
これは言うまでもないですね。図書館のメリットを簡単にご紹介すると以下の通り。
- 無料で本が読み放題
- 多種多様な本に出合える
- もう売っていないような貴重な本も借りられる
- 読み終わったら返せばいいため、部屋のスペースをとられない
- 平均して12万冊の膨大な蔵書数
確かに、「返却期限がある」「書き込みできない」などのデメリットもあるのですが、何と言っても無料で利用できるので、図書館にはそれらのデメリットに余りあるメリットがありますね。
3-2.【最強②】Kindle unlimitedで借りて読む
電子書籍「Kindle unlimited」も図書館と同じくらい魅力的な読書ツールです。
電子書籍には図書館にないメリットがあります。
- 月額980円で利用できる
- 約200万冊以上の本が読み放題
- 電子書籍のため、書き込みOK
- スマホで読めるので、どこでも読書可能
- 拡大して読めるので、目が疲れにくい
確かに、「意外と読みたい本が無料で読めない」「借りられる本の数に上限がある」などデメリットはありますが、通学中・通勤中なんかでもスマホで読めるので、僕も重宝しています。
また、「本を借りるなら図書館とKindle unlimitedどっちがいい?」という疑問には本記事の後半でお答えしていますのでぜひチェックしてみてください。
3-3.中古の本を買う
これまでの内容を見ればわかるとおり、僕の主張は「初めての本は図書館かKindle unlimitedで借りて読もうぜ!」なのですが、最近発売されたばかりの本やあまり人気のない本、逆に人気過ぎる本なんかは借りられない可能性があります。
でも、初めて読む本はなるべく買わない方がいい…
そこでオススメしたいのが、「中古の本を読む」方法です。
メルカリかAmazonで中古品を買うのがおすすめです。
中古なら新品を買うより出費は少なくて済みますし、後術のとおり「読んだ本はメルカリで売る」と、ほとんど出費0で本を読めることもあります。
3-4.読んだ本はメルカリで売る
買った本の中で、「もう読むことはないかな」「あまり面白くなかったな」と思う本があれば、メルカリで売りましょう。
基本的に、読んだ本のうちのほとんどは、二度と読むことがありません。特にビジネス書や自己啓発書などはその傾向が高いです。
もったいぶらずにどんどん売ってください。
もともと中古で買った本の場合、買値とほとんど同じくらいの値段で売れることもあるので、読書代の節約にメルカリは欠かせません。
4.読書に関する疑問まとめ
4-1.本を読むメリットって何ですか?
僕は年間100冊ほど本を読んでいますが、本を読んで感じたメリットを簡単に上げてみると以下のとおり。
- 簡単に自分の成長を感じられる
- ストレス耐性が上がる
- 物事を深く考えられるようになる
- 自分の価値観がはっきりする
その他の読書効果を知りたい方、読書の習慣化のコツを知りたい方→「大学生が読書しまくった結果|学生が本を読むべき理由と習慣化のコツまとめ」
4-2.本を読むスピードが遅いんですけど…
読書のスピードは遅くてもOKです!
確かに、速く読めた方がその分大量に読めますから、時間対効果は優れています。
しかし、読むスピード、もとより情報の処理速度には人それぞれ適正な速度というものがあるので、無理して速読法なんて身に着けようと頑張ったところで結局読解の質が落ちるだけです。
じっくりと自分のペースで読んだ方が定着する知識も多いですし、何より、気負わず楽しむことが何よりも大事ですよ。
4-3.結局、図書館と電子書籍どっちがいいんですか?
図書館とKindle unlimitedそれぞれ活用するには向き不向きがあります。
- 図書館のメリット→「無料で読める」「蔵書数が多い」「他では読めない本も置いてある」
- 図書館のデメリット→「本に書き込みできない」「返却期限がある」「いちいち通うのが面倒」
- Kindle unlimitedのメリット→「スマホでどこでも読める」「ビジネス書なら多くの本が無料」「本に書き込みできる」
- Kindle unlimitedのデメリット→「無料では読めない本もある」「紙の本で読む派はなじみにくい」
こんな感じでそれぞれメリットとデメリットがあります。
図書館はいろいろな本が無料で楽しめますが、無くしたら弁償しなければいけないし、書き込みもできないので、外出先にもっていくのには向いていないし、いっぱいメモしたいビジネス書を読むのにも向いていません。
一方、Kindleの方は、書き込みできるし、スマホで読めるので外出先でも読書が楽しめますが、無料で読める本には限りがあるので、すべての本が読めるわけではありません。(特に僕が良く読むアメリカ文学はKindleではあまり読めない)
なので、僕が普段やっているように、
「家でじっくり好きな作家の小説を読みたい」→図書館の本
「外出先でビジネス書を読みたい」→Kindle
みたいな状況別の使い分けがいいのではないでしょうか。
まとめ
本を買って読むのが無駄遣いである理由と、賢い本の読み方、その他読書の疑問をかいせつしました。
この記事が皆さんの参考になれば幸いでーす。